前のページ|次のページ

SAS 9.4各国語サポート(NLS)の新機能

概要

このリリースでは、SAS各国語サポート(NLS)の対応範囲および機能が拡張されました。各国語サポートは、ソフトウェアを各国の市場向けに正しく動作させるために必要な機能の集合です。SASには、地域の言語規則に準拠したSASアプリケーションを確実に作成できるようにする、各国語サポート機能が組み込まれています。通常、英語で作成されるソフトウェアは、英語を話すユーザーと、米国の慣習を使用してフォーマットされたデータが使いやすくできています。ただし、これらのソフトウェアは、各国語サポートがなければ、世界の他の地域のユーザーにとっても同様に使いやすい製品とはなりません。SAS NLSでは、アジアやヨーロッパなどの地域のユーザーが、自国の言語および環境の下でデータを正常に処理できます。

全般的な拡張

SAS9.4各国語サポートでは、次の拡張が行われました。
この メンテナンスリリース2では、次の章が追加されました。タイムゾーンの情報は概要からこの章に移されています。

追加されたエンコーディング

次のエンコーディングが追加されました。
バルト語
南東ヨーロッパ言語

ロケール

次のロケールが追加されました。
  • English_Malta (en_MT)
  • Greek_Cyprus (el_CY)
  • Irish_Ireland (ga_IE)
詳細については、LOCALE=テーブルを参照してください。
この メンテナンスリリース3では、ManxGaelic_UnitedKingdom (gv_GB)ロケールが使用されなくなりました。
この メンテナンスリリース3では、次のロケールが追加されました。
  • Kazakh_Kazakhstan (kk_KZ)
  • Basque_Spain (eu_ES)

出力形式

次の出力形式が追加されました。
UTC日時値をユーザーのローカル時間に変換し、そのローカル時間をタイムゾーンオフセット付きの形式で書き出します。
SAS日時値をタイムゾーンオフセット付きの形式で書き出します。
UTC時間をユーザーのローカル時間に変換し、そのローカル時間値をタイムゾーンオフセット付きの形式で書き出します。
UTC日時値をユーザーのローカル時間に変換し、そのローカル時間をタイムゾーンオフセット付きの形式で書き出します。
SAS日時値をタイムゾーンオフセット付きの形式で書き出します。
UTC時間をユーザーのローカル時間に変換し、そのローカル時間値をタイムゾーンオフセット付きの形式で書き出します。
SAS日付値を指定されたロケールの日付文字列に変換し、その日付値を月、日、年を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月、日、年を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月と日を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月と日を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月と日を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月、日、年を書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月と年を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、短縮形を使用して月と年を日付値として書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月と年を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、短縮形を使用して年と四半期値(Q1–Q4)を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、短縮形を使用して年と四半期値(Q1–Q4)を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、数字と区切り文字を使用して年と四半期値(1–4)を書き出します。
SAS日付値を指定されたロケールの日付文字列に変換し、その日付値を月、日、年、時間の形式で書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月名と時間の短縮形を使用して月、日、年、時間を書き出します。
SAS日付値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月と日を書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、数字と区切り文字を使用して年と四半期値を書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、短縮形を使用して月と日を書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、数字と区切り文字を使用して月と日を書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、MM/DD/YYYYの形式で書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月と年を書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、月と年を書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、四半期(1–4)値、年の順に書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、四半期(1–4)値、年の順に書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、年と四半期(1–4)を数字と区切り文字を使用して書き出します。
SAS日時値を、指定されたロケールの日付文字列に変換し、数字と区切り文字を使用して月と年を書き出します。
この メンテナンスリリース2では、次の出力形式が追加されました。
最適な表記をSASが選択し、ピリオド(.)を小数点として使用することを指定します。
この メンテナンスリリース2では、ラトビアが次の出力形式に追加されました。
ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スペインの国際表示形式で通貨データを書き出します。
オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スペインのローカル表示形式で通貨データを書き出します。
この メンテナンスリリース3では、次の出力形式が変更されました。
PROC LOCALEDATAを使用して幅が6のデータを処理する方法の注とメモが追加されました。
オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペインの国際表示形式で通貨データを書き出します。
オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペインのローカル表示形式で通貨データを書き出します。

関数

次の関数が追加されました。
文字を基本文字に変換します。
文字列から先頭と末尾の空白を削除します。
現在のSASロケールにロケールキーを指定します。
現在のタイムゾーンIDを返します。
現在の標準時間または夏時間のタイムゾーン名を返します。
UTC日時値をSAS日時値へ変換します。
UTC日時値をSAS日時値へ変換します。
この メンテナンスリリース1では、次の関数が追加されました。
EBCDIC420でエンコードされた入力文字列を基に正規化された文字列を返します。
この メンテナンスリリース2では、次の関数が追加されました。
文字値の内容を挿入、削除および置換します。
夏時間名を返します。
指定された夏時間のタイムゾーンオフセット値を返します。
標準タイムゾーン名を返します。
指定された標準時間のタイムゾーンオフセット値を返します。
この メンテナンスリリース2では、次の関数が更新されました。
DBCS,、BCSおよびMBCS情報が追加され、DBCSLANGおよびDBCSTYPEのリファレンスが削除されました。
関数からNLSCOMPATMODEオプションが削除されました。
この メンテナンスリリース3では、次の関数が追加されました。
文字式から文字列を検索します。
文字式から指定した文字を検索します。
式に固有の最初の文字の位置を返します。
この メンテナンスリリース3では、次の関数のI18Nレベルが変更されました。
I18NL1
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL1
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
I18NL2
この メンテナンスリリース3では、Unicode補助文字セットをUnicodeセッションでサポートするようになりました。次の関数が更新されました。

入力形式

この メンテナンスリリース2では、ラトビアが次の入力形式に追加されました。
オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スペインの国際表示形式で通貨データを読み込みます。
オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スペインのローカル表示形式で通貨データを読み込みます。
この メンテナンスリリース2では、次の入力形式が追加されました。
指定されたロケールの日付値を読み込み、その日付値をローカルのSAS日付および曜日に変換します。
指定されたロケールの日付値を読み込み、その日付値をローカルのSAS曜日および日時に変換します。
指定されたロケールの日付値を読み込み、その日付値をローカルのSAS日付値(午前または午後の指定付き)に変換します。
この メンテナンスリリース2では、エイリアスが次の入力形式に追加されました。
指定されたロケールの日付値を読み込み、その日付値をローカルのSAS日付値に変換します。
指定されたロケールの時間値を読み込み、その時間値をローカルのSAS時間値に変換します。
指定されたロケールの日時値を読み込み、その日時値をローカルのSAS日時値に変換します。
この メンテナンスリリース3では、次の入力形式が更新されました。
オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペインの国際表示形式で通貨データを読み込みます。
オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペインのローカル表示形式で通貨データを読み込みます。

プロシジャ

次のプロシジャが追加されました。
ロケールデータのカスタマイズを可能にします。

システムオプション

次のシステムオプションが追加されました。
SAS起動時にLOGLANGCHGオプションまたはODSLANGCHGオプションを設定する際に、言語切り替え機能で使用する言語を指定します。
起動後にLOCALEオプションを設定した場合に、SASログメッセージテキストに英語を使用するかを指定します。
EBCDICからASCIIへのトランスコードと、ASCIIからEBCDICへのトランスコードでSASユーザーが使用する変換テーブルを指定します。
ODS出力テキストの言語が変更できるかどうかを指定します。
ロケール情報のソースデータベースを指定します。
ユーザーのローカルタイムゾーンを指定します。
この メンテナンスリリース2では、次のシステムオプションが追加されました。
小数点にロケール依存の数値出力を生成するか、引き続き米国英語設定の数値形式を出力するかを指定します。
次のシステムオプションが拡張されました。
ロケールオプションをサポートします。
この メンテナンスリリース2では、NLSCOMPATMODEシステムオプションが削除されました。
この メンテナンスリリース3では、LINGUISTICオプションがSORTSEQ= システムオプションに追加されました。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ