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ODSLANGCHGシステムオプション

ODS出力のテキスト言語を変更できるかを設定します。

該当要素: 構成ファイル、SAS起動時
カテゴリ: 環境コントロール:言語コントロール
PROC OPTIONS GROUP= LANGUAGECONTROL
デフォルト: UNICODEサーバー以外のサーバーでは、ODSLANGCHGは設定しません。
ヒント: 言語切り替え機能に使用される言語は、LSWLANG=オプションで制御されます。デフォルトでは、LSWLANGはLOCALEに設定され、言語切り替え機能の言語にはLOCALEの言語が使用されます。

構文

ODSLANGCHG | NOODSLANGCHG

説明

ODSLANGCHG

起動後にODS出力の言語を変更できるようにする場合に指定します。

NOODSLANGCHG

起動後にODS出力の言語を変更できないようにする場合に指定します。

詳細

言語切り替え機能(LSW)により、起動後にSASメッセージとODSテンプレートの言語を変更できます。ODS出力の言語切り替え機能を使用できるようにするには、ODSLANGCHGを指定する必要があります。
起動時は、構成ファイルに基づき、SASメッセージとODSテンプレートの言語が決定されます。ODSLANGCHGオプションが指定されると、地域化されたSASメッセージとODSテンプレートが使用できる場合は、ODS出力の言語はLSWLANG=設定に合わせて変更されます。
ユーザーはODSLANGCHGは指定できますが、ロケール言語への翻訳はできません。たとえば、ODSLANGCHGを指定している場合に、フランス語のSASセッションを開始してからロケールをギリシャ語に設定すると、NLDATEはギリシャ語で表示されますが、出力はフランス語で表示されます。SASではギリシャ語への翻訳は行っていないため、出力はフランス語で表示されます。ODSLANGCHGが指定されてLSWLANG=LOCALEが設定されている場合、ODS PATHはLOCALE設定に基づいて更新されて、地域化されたテンプレートが含まれるようになります。

比較

また、その地域化されたメッセージが、ODS出力の生成に使用されます。
起動時にODSLANGCHGが指定されない場合、ODS出力は構成ファイルに指定された言語で表示されます。

例1では、ODSLANGCHGが指定されていない(NOODSLANGCHGが指定された)フランス語のサーバーを考えます。
フランス語のクライアントアプリケーションがこのサーバーに接続すると、ODS出力や、NL出力形式を使用してフォーマットされた日付はフランス語で表示されます。英語のクライアントアプリケーションがこのサーバーに接続し、サーバーのロケールを英語に変更すると、ODS出力はフランス語で表示され、NL出力形式を使用してフォーマットされた日付は英語で表示されます。
例2では、ODSLANGCHGが指定され、LSWLANG=LOCALEが設定されたフランス語のサーバーを考えます。
フランス語のクライアントアプリケーションがこのサーバーに接続すると、ODS出力や、NL出力形式を使用してフォーマットされた日付はフランス語で表示されます。英語のクライアントアプリケーションがこのサーバーに接続し、サーバーのロケールを英語に変更すると、ODS出力や、NL出力形式を使用してフォーマットされた日付は英語で表示されます。
例3では、ODSLANGCHGが指定され、LSWLANG=Englishが設定されたフランス語のサーバーを考えます。
フランス語のクライアントアプリケーションがこのサーバーに接続すると、ODS出力は英語で表示され、NL出力形式を使用してフォーマットされた日付はフランス語で表示されます。英語のクライアントアプリケーションがこのサーバーに接続し、サーバーのロケールを英語に変更すると、ODS出力や、NL出力形式を使用してフォーマットされた日付は英語で表示されます。

関連項目:

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