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BASECHAR関数

文字を基本文字に変換します。

カテゴリ: 文字
制限事項: この関数にはI18Nレベル2ステータスが割り当てられ、SBCS、DBCS、およびMBCS (UTF8)と組み合わせて使用するように設計されています。 詳細については、次を参照してください。 国際化の互換性

構文

必須引数

str

変換されたデータ文字列。

instr

入力データ文字列。

Unicode type

次のいずれかのUnicode文字形式を指定した場合、各国語文字が指定した形式で表記されます。

ESC Unicodeエスケープ(\u00cd)。
NCR 数値文字表現(Å)。
PAREN Unicodeかっこエスケープ(<u00c5>)。

詳細

BASECHAR関数は、文字を読み込み、基本文字に変換します。基本文字ならびに1つ以上のアクセントまたは結合文字から成る文字もあります。BASECHAR関数は、文字列の文字を読み込み、Unicode指定に基づいてアクセントなしの基本文字形式に変換します。Unicodeタイプを指定した場合、各国語文字が指定した形式で表記されます。たとえば、データ文字列MühlenflieβはMuhlenflie&#x00df;に変換されます。

次の例でUnicodeタイプの使用法を説明します。
ステートメント
結果
注: SASセッションエンコーディングはwlatin1です。
data cities;length name$24 name_ascii$24;
  input name;
  name_ascii = basechar(name); put name_ascii=;
cards;
Mühlenfließ
LaUña
ZielonaGóra
run;
注: BASECHAR関数は、Unicode文字分解マッピングを使用するので、シャープs (ß)が有効です。http://www.unicode.org/reports/tr44/#Character_Decomposition_Mappings
Muhlenfließ LaUna ZielonaGora
注: SASセッションエンコーディングはwlatin1で、ESCオプションを指定します。
data cities;length name$24 name_ascii$80;
  input name;
  name_ascii = basechar(name, "ESC"); put name_ascii=;
cards;
Mühlenfließ
LaUña
ZielonaGóra
run;
Muhlenflie\u00df LaUna ZielonaGora
注: SASセッションエンコーディングはwlatin1で、NCRオプションを指定します。
data cities;length name$24 name_ascii$80;
  input name;
  name_ascii = basechar(name, "NCR"); put name_ascii=;
cards;
Mühlenfließ
LaUña
ZielonaGóra
run;
Muhlenflie&#x00df LaUna ZielonaGora
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