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ENCODCOMPAT関数

2つのエンコーディング間のトランスコーディング互換性を確認します。

カテゴリ: エンコーディング

構文

ENCODCOMPAT(source1,<source2>)

必須引数

source1

エンコーディングを表す文字列です。

source2

エンコーディングを表す文字列です。この引数はオプションです。

詳細

エンコーディングを1つ指定した場合、この関数は現在のSASセッションのエンコーディングとの互換性を確認します。
エンコーディングを2つ指定した場合、この関数は2つのエンコーディング間の互換性を確認します。
この関数は2つのエンコーディング識別子を比較し、データをトランスコードする必要があるかどうかを評価します。Source1はソースのエンコーディングです。Source2はターゲットのエンコーディングです。7ビットASCIIを他のタイプのASCIIにトランスコーディングする場合の互換性はありますが、ASCIIを7ビットASCIIにトランスコーディングする場合は、互換性がないことがあります。
ENCODCOMPAT関数は次の値を示します。
-1 Source1は有効なエンコーディング名ではありません。
-2 Source2は有効なエンコーディング名ではありません。
0 エンコーディング間に互換性はありません。トランスコーディングが必要です。
1 エンコーディング間の互換性があります。トランスコーディングは不要です。
2 改行文字が検出されました。

次の例でENCODCOMPATの機能を説明します。
ステートメント
結果
/* session encoding is wlatin1 */
isCompat= EncodCompat(“xyz”);
put isCompat;
-1
/* session encoding is wlatin1 */
isCompat= EncodCompat (“cp1252”);
put isCompat;
1
isCompat= EncodCompat
(“ebcdic1149”,”open_ed-1149”);
put isCompat;
2
isCompat= EncodCompat
(“cp1251”,”ebcdic1149”);
put isCompat;
0
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