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TIMEZONE=システムオプション

ユーザーローカルタイムゾーンを指定します。

該当要素: 構成ファイル、SAS起動時、OPTIONSステートメント、SAS システム オプションウィンドウ
カテゴリ: 環境コントロール: 言語コントロール
PROC OPTIONS GROUP= LANGUAGECONTROL
別名: TZ=、ただしTIMEZONE=の使用が必須の制限されたオプション構成ファイル内はのぞく
注: サイト管理者はこのオプションを制限できます。詳細については、Restricted Options (SASシステムオプション: リファレンス)を参照してください。

構文

構文の説明

time-zone-name

3または4文字のタイムゾーン名を指定します。たとえば、ESTは東部標準時のタイムゾーン名です。

デフォルト BLANK、SASサーバータイムゾーンとクライアントタイムゾーンが同じであることを示します。
参照項目 タイムゾーン名のリストについては、タイムゾーンIDとタイムゾーン名を参照してください。

time-zone-ID

SASで定義されているregion/areaの値を指定します。タイムゾーンIDを指定した時、システムが使用するタイムゾーンはタイムゾーン名と夏時間ルールを考慮して決定されます。

タイムゾーンIDはJAVAタイムゾーン名と互換性があります。
参照項目 タイムゾーンIDのリストについては、タイムゾーンIDとタイムゾーン名を参照してください。

詳細

システムが特定のタイムゾーンを使用するように、TIMEZONE=オプションはタイムゾーンIDまたはタイムゾーン名に対して設定します。タイムゾーン設定は次のSASコンポーネントに影響します。
  • イベントやログに記録される時間
  • データセット作成や変更の時間
  • DATE( )関数
  • DATETIME( )関数
  • TIME( )関数
  • TODAY( )関数
  • タイムゾーン関数 TZONEOFF( )、TZONEID( )、TZONENAME( )、TZONES2U( )、およびTZONEU2S( )、
  • タイムゾーン出力形式 B8601DXw.、 E8601DXw.、B8601LXw.、 E8601LXw.、B8601TXw.、 E8601TXw.、NLDATMZw.、 NLDATMTZw.、およびNLDATMWZw
タイムゾーンを設定するには、タイムゾーンIDとタイムゾーン名を指定します。タイムゾーンIDには、地域と地区をスラッシュで区切ります。たとえば、America/New_YorkやAsia/OsakaがタイムゾーンIDです。
タイムゾーン名は3または4文字のタイムゾーンの名前です。たとえば、ESTは東部標準時間でJSTは日本標準時間です。 システムは、時間値を使う前に夏時間を考慮したタイムゾーンルールに則って時間を決定します。
タイムゾーン名には異なるロケールで有効のものもあります。たとえば、CSTは中部夏時間、キューバ夏時間、そして中国夏時間を意味します。システムはLOCALE=システムオプションの値を使って、どの地域と地区を使えばいいのか判断します。TIMEZONE='CST'でLOCALE='zh_CN'の場合、システムはAsia/Beijingタイムゾーンを使用します。タイムゾーン名がそのロケールに存在しない場合、システムはすべてのタイムゾーンを検索して最初にマッチしたタイムゾーンを設定します。
このオプションが制限されていてTIMEZONE=の値がデフォルトのBLANKである場合、タイムゾーンの動作はタイムゾーン情報を使用しないものになります。

関連項目:

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