UTC値は、イギリスのグリニッジの基準子午線に基づく時間を示します。SASは、この出力形式を使用して、時間値をUTC値に変換したり、TIMEZONE=システムオプションの値を使用することで、ユーザーのローカル時間を決定したりします。TIMEZONE=オプションが設定されていない場合、ユーザーのローカル時間は、ローカル時間に基づきます。E8601TX出力形式は、SAS日時値を次のISO
8601規格の基本時間表記を使用して書き出します。
hh
00から23までの2桁の時間です(ゼロ埋め込み)。
+|–hh:mm
基準子午線時間からの時間と分の符号付きオフセットです。オフセットは+|–hhmm (つまり、+または–を伴う4文字)である必要があります。
+は基準子午線の東部タイムゾーンに、-は基準子午線の西部タイムゾーンにそれぞれ使用します。たとえば、+0200は基準子午線の東部での2時間差を表し、-0600は基準子午線の西部での6時間差を表します。
制限: 短い形式+|-hhは、サポートされていません。
SASではUTC時間をE8601TZ入力形式を使用して読み込む際に、オフセット調整後の時間が24時間を超えていたり00時間未満である場合、オフセット調整後の時間が000000と240000の間になるように値を調整します。E8601TX出力形式をこの時間範囲外の時間に適用する場合、時間はアスタリスクを使用してフォーマットされ、その値が範囲外であることが示されます。