目次
SAS 9.4関数とCALLルーチンの新機能
概要
新機能や拡張機能によって次のタスクを実行できます。
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あるファイル参照名から別のファイル参照名へのレコードのコピー
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引数が文字か数値かの判別(DATAステップでは使用不可)
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CALL MODULEルーチンを使用した数値引数の配置
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CDF関数ファミリの正規混合分布における負でない重み付けのみの使用
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DATE、DATETIME、TIME、TODAY関数によって返されるタイムゾーンの決定
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サーバーがロックダウン状態では使用できない関数やCALLルーチンの判別
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新しい関数とCALLルーチン
新しく追加された関数とCALLルーチンを次に示します。
呼び出し環境からマクロ変数をインポートし、この関数がテキスト文字列と一緒に起動された後で呼び出し環境へマクロ変数をエクスポートします。
あるファイル参照名から別のファイル参照名にレコードをコピーし、そのレコードが正常にコピーされたかどうかを示す値を返します。
引数が文字か数値かを示す値を返します。TYPEOF関数は、Graph Template Language (GTL)でのみ使用される関数で、DATAステップではなく、WHERE句で使用されます。
現在の標準時間または夏時間、およびタイムゾーン名を返します。
SAS 9.4のメンテナンスリリース1では、次の関数が新規です。
指定した文字列のメッセージダイジェストの結果を返します。
既存の関数の拡張
既存の関数およびCALLルーチンは、次のように拡張されました。
数値の配置に関する新しいセクションが追加されました。CALL MODULEルーチンでのみ使用される、次の3つの出力形式がドキュメントに記載されました。IBUNALNw.、PIBUNALNw.およびRBUNALNw.です。
これらの関数の正規混合分布の重み付けは、負でないことが必要です。重み付けの合計が1に等しくない場合は相対的な重み付けとして扱われ、合計が1となるように調整されます。
年、月、日、時間、分、秒に欠損値を使用できる新機能が追加されました。この機能では、個々のコンポーネントをCALL IS8601_CONVERTへ渡すことができます。
オプションがタイムゾーン名またはタイムゾーンIDに設定されている場合、これらの関数によって返される日付値および時間値は、TIMEZONE=システムオプションによって決定されます。
MD5関数を使用した結果の生成方法を示す例が追加されました。
PUTC関数とPUTN関数は、出力の位置揃えを上書きすることができます。作成する出力を中央揃え、左揃え、右揃えに配置できます。
DATAステップで、まだ長さが設定されていない変数にSCAN関数から値が返される場合、その変数には第1引数の長さが設定されます。
メンテナンスリリース1では、ロックダウン状態でのサーバーの処理制限が新規です。クライアント/サーバー環境で稼働している場合(たとえば、SAS Enterprise
Guideを使用している場合)、ディレクトリやファイルのセットにSASクライアントがアクセスできる環境をSAS Server管理者は作成しておくことができます。その他すべてのディレクトリとファイルは、アクセス不可能になるかロックダウンされます。LOCKDOWN機能に関する相互作用が次の関数に追加されました。
32ビットプラットフォームの変数のメモリアドレスを返します。
32ビットおよび64ビットプラットフォームの変数のメモリアドレスを返します。
32ビットプラットフォームのメモリアドレスの内容を数値変数に保存します。
32ビットプラットフォームのメモリアドレスの内容を文字変数に保存します。
32ビットおよび64ビットプラットフォームのメモリアドレスの内容を文字変数に保存します。
32ビットおよび64ビットプラットフォームのメモリアドレスの内容を数値変数に保存します。
32ビットプラットフォームのメモリに値を直接書き込みます。
32ビットおよび64ビットのプラットフォームのメモリに値を直接書き込みます。
メンテナンスリリース1では、次の関数にConway-Maxwell-Poisson (CMP)分布が追加されました。この分布はPoisson分布の一般化です。これにより、過小分散データと過大分散データをモデル化できます。
左側確率(CDF)を指定するときに分布から分位点を返します。
右側確率(SDF)の指定した場合に分布から分位点を返します。
メンテナンスリリース2では、エンコーディングに関する注が次の関数に追加されました。
メンテナンスリリース2では、DBCSに関する制限が次の関数に追加されました。
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