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URLDECODE関数

URLのエスケープ構文を使用してデコードされた文字列を返します。

カテゴリ: Webツール
制限事項: この関数は、I18Nレベル1に準拠しています。英語以外の言語を使用する場合、可能な限りI18Nレベル1の関数の使用は避けてください。特定の環境下では、I18Nレベル1の関数は、2バイト文字セット(DBCS)または複数バイト文字セット(MBCS)エンコーディングを使用すると正常に動作しない場合があります。

構文

URLDECODE(argument)

必須引数

argument

文字定数、変数または式を指定します。

詳細

DATAステップで返される変数の長さ

まだ長さが割り当てられていない変数にURLDECODE関数から値が返される場合、その変数には引数の長さが割り当てられます。
URLDECODEおよびURLENCODE関数では、エスケープシーケンスによって生成されたバイトがエンコーディングに基づく有効な文字かどうかは確認されません。

基本

URLのエスケープ構文は、URLに使用されると意味を持つ可能性のある文字を非表示にするために使用されます。
URLのエスケープシーケンスは、次のいずれです。
  • プラス記号。空白で置き換えられます。
  • パーセント記号で始まる3つの文字の後に2つの16進文字が続く文字列。指定した16進値を含む1文字で置き換えられます。
argumentは、SASセッションエンコーディングまたはUTF-8エンコーディングのいずれかを使用してデコードできます。SASセッションエンコーディングを使用してargumentをデコードするには、システムオプションURLENCODING=SESSIONを設定します。UTF-8エンコーディングを使用してargumentをデコードするには、システムオプションURLENCODING=UTF8を設定します。
動作環境の情報: EBCDICを使用する動作環境では、SASがエスケープシーケンスを認識すると追加の変換ステップが実行されます。指定した文字はASCIIエンコーディングとみなされます。SASはトランスポートからローカルへの変換テーブルを使用して、EBCDICを使用する動作環境でこの文字をEBCDIC文字に変換します。詳細については、 TRANTABオプションを参照してください。

次のSASステートメントでは、SASセッションデコーディングを使用して結果を生成します。
SASステートメント
結果
x1=urldecode('abc+def');
put x1;
  
abc def
x2=urldecode('why%3F');
put x2;
  
why?
x3=urldecode('%41%42%43%23%31');
put x3;
  
ABC#1

関連項目:

関数:
システムオプション:
URLENCODING= System Option (SASシステムオプション: リファレンス)
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