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TZONEOFF関数

ユーザーのタイムゾーンオフセットを返します。

カテゴリ: 日付と時間
制限事項: この関数は、I18Nレベル2に準拠しており、SBCS、DBCSおよびMBCS(UTF8)での使用目的で設計されています。 詳細については、次を参照してください。 国際化の互換性

構文

TZONEOFF()

オプション引数

time-zone-id

SASで定義されたregion/area値を指定します。タイムゾーンIDの指定時、タイムゾーン名と夏時間ルールに基づきタイムゾーンが決定されます。

参照項目 タイムゾーンIDのリストについては、タイムゾーンIDとタイムゾーン名 (SAS各国語サポート(NLS):リファレンスガイド)を参照してください。

datetime

SAS日時値を指定します。

詳細

引数が指定されていない場合は、TZONEOFF関数は、指定されたTIMEZONEオプションのタイムゾーンオフセットを返します。引数としてタイムゾーンIDを指定したTZONEOFF(time-zone-id)関数は、指定したタイムゾーンIDに対するタイムゾーンオフセットを返します。引数としてタイムゾーン名を指定したTZONEOFF関数は、指定したタイムゾーン名に対するタイムゾーンオフセットを返します。タイムゾーン名が現在のロケールで無効な場合は、エラーを受け取ります。タイムゾーンIDはロケール依存でないため、タイムゾーンIDの使用をお勧めします。
SASDTMが指定されていない場合は、TZONEOFFは現在のタイムゾーンオフセットを返します。SASDTMが指定されている場合は、指定された時間値のローカル時間を取得するためのオフセットを返します。

最初の例では、引数がないため、TZONEOFF関数は現在のSASセッションに対するオフセットを返します。2番目の例では、指定したタイムゾーンIDに基づいてオフセットを返します。3番目の例では、指定したタイムゾーンIDおよび指定の日付と時間に基づいてオフセットを返します。4番目の例では、TIMEZONEオプション値と指定の日付に基づいてオフセットを返します。
SAS日時が指定されていない場合は、TZONEOFF関数は現在のタイムゾーンオフセットを返します。SAS日時が指定されている場合は、指定された時間値のローカル時間を提供するためのオフセットを返します。
ステートメント
結果
option TIMEZONE='AUSTRALIA/MELBOURNE'; 
%PUT %SYSFUNC(TZONEOFF());
39600
option TIMEZONE='AUSTRALIA/MELBOURNE';
%PUT %SYSFUNC(TZONEOFF(EUROPE/ROME));
3600
data _null_ ;
  dt1='05DEC2012:08:17:52'dt  ;
  dt2='05JUN2012:08:17:52'dt  ;
  offset1= TZONEOFF('EUROPE/MOSCOW', dt1) ;
  offset2= TZONEOFF('EUROPE/MOSCOW', dt2) ;
put offset1= / offset2= ;
run ;
offset1=10800 offset2=14400
option TIMEZONE='EUROPE/MOSCOW' ;
data _null_ ;
  dt1='05DEC2012:08:17:52'dt  ;
  dt2='05JUN2012:08:17:52'dt  ;
  offset1= TZONEOFF(dt1) ;
  offset2= TZONEOFF(dt2) ;
put offset1= / offset2= ;
run ;
offset1=10800 offset2=14400
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