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コントロールを使用した結果の表示

各コントロールの種類の定義と図に関しては、コントロールを参照してください。

コントロールについて

コントロールは、現在表示しているデータの範囲にフィルタを適用したり、範囲を絞り込んだりすることができるレポートオブジェクトです。コントロールを使用すると、選択したカテゴリ別にデータをグループ分けして、表示するグループを選択できます。データアイテムをコントロールにドラッグアンドドロップすると、コントロールはそのデータアイテムに基づいてグループを作成します。たとえば、メーカーが製造しているすべてのモデルを含むCarsという名前のデータアイテムがあるとします。このCarsデータアイテムをドロップダウンリストにドラッグアンドドロップすると、同コントロールは自動車のモデルをグループ化します。その後、フィルタとして使用する自動車のモデルを選択できるようになります。レポート内でコントロールをインタラクションと併せて使用することができます。
レポートプロンプトは、キャンバスの最上部にある特殊な領域に配置されるコントロールです。レポートオブジェクトがレポートプロンプトコントロールと同じデータソースを使用している限り、レポートプロンプトは、それ以外のレポートオブジェクトをすべて自動的にフィルタリングします。詳細については、コントロールを使用してレポートプロンプトを作成を参照してください。
セクションプロンプトは、キャンバスの最上部にあるセクションタブの下の特殊な行領域に配置されるコントロールです。レポートオブジェクトがセクションプロンプトコントロールと同じデータソースを使用している限り、セクションプロンプトは、同じセクション内のそれ以外のレポートオブジェクトを自動的にフィルタリングします。詳細については、コントロールを使用してセクションプロンプトを作成を参照してください。
セクションプロンプト行の下にあるキャンバスのメイン領域には、任意のコントロールを配置できます。これらのコントロールと1つ以上のターゲットレポートオブジェクト間で、明示的なインタラクションを定義する必要があります(インタラクションタブかインタラクションビューのどちらかを使用します)。インタラクションの詳細については、レポートインタラクションの概要を参照してください。
テキスト入力コントロール、ボタンバーコントロール、ドロップダウンリストコントロール、スライダコントロール(単一ポイントのみ)がパラメータをサポートします。詳細については、レポート内のパラメータの操作を参照してください。
コントロールを使用したフィルタリングについて重要なポイントを次に示します。
  • フィルタではAND演算子が使用されます。
  • フィルタは個別のステップとして適用されます。
  • フィルタ結果は、コントロールで使用されるデータの種類に影響を受けます。

コントロールのプロパティの指定

コントロールのプロパティを指定するには、次の操作を行います。
  1. キャンバス内で更新したいコントロールを選択します(選択していない場合)。
  2. 右ペインで、プロパティタブをクリックします。
  3. コントロールの全般プロパティを更新します。名前タイトル形式(タイトルのフォントスタイル用の)、説明を更新できます。
  4. コントロール固有のプロパティを更新します。使用可能なプロパティは、選択したコントロールによって異なります。
    コントロールのプロパティに関する詳細の一部を次に示します。
    • コントロールの場合、デフォルトでビューアでの選択を可能にするプロパティがオンになりません。これは、Webビューアやモバイルデバイスを使用するユーザーがコントロールを選択できないこと、および情報アイコンをクリックしてコントロールの名前と入力フィルタ情報を確認できないことを意味します。しかも、ユーザーはコントロールの値を変更できます。
    • ドロップダウンリスト、リスト、ボタンバーで、ユーザーにコントロール内での選択を必ず行わせるようにしたい場合、必須プロパティを選択します。リストで必須プロパティを選択すると、ユーザーは少なくとも1つのチェックボックスを選択する必要があります。
    • リストの場合、デフォルトでは複数選択を許可プロパティがオンになります。複数選択を許可チェックボックスをオフにすると、チェックボックスの代わりにラジオボタンが表示され、必須プロパティが自動的に適用されます。
    • ボタンバーやスライダの場合、水平プロパティがデフォルトで選択されます。
    • スライダの場合、コントロールが対話形式で集計後データをフィルタリングするようにしたい場合は、ビューのデータをインタラクションするプロパティを選択します。
    • スライダの場合、スライダ終了ポイントの最小プロパティと最大プロパティを指定できるように、固定範囲を設定するプロパティを選択します。
      注: スライダに固定範囲を設定するプロパティを選択した場合、フィルタまたはランクを持つことはできません。

コントロールのスタイルの指定

コントロールのスタイルを指定するには、次の操作を行います。
  1. キャンバス内で更新したいコントロールを選択します(選択していない場合)。
  2. 右ペインで、スタイルタブをクリックします。
  3. コントロールのスタイルを更新します。使用可能なスタイルは、選択したコントロールの種類によって異なります。たとえば、ドロップダウンリストの場合は、境界線と塗りつぶしドロップダウンスタイリングテキストスタイリングを指定できます。
ユーザーのカスタム色は、SAS Visual Analyticsセッション間で保存されます。ユーザーのカスタム色は、カラーパレットに表示されます。カラーパレットの例については、デザイナのカラーパレットを参照してください。

コントロールを使用してレポートプロンプトを作成

コントロールを使用してレポートプロンプトを作成する場合、レポート内のデータをフィルタリングするための値を選択できます。一部の種類のコントロールでは、必須プロパティが選択されていない場合、Ctrlキーを押しながらクリックすることでフィルタの値をクリアすることが必要な場合があります。
カスケード型(または従属型)レポートプロンプトは作成できません。ただし、レポートプロンプトを使用してセクションプロンプトにフィルタをカスケードできます。
コントロールを使用してレポートプロンプトを作成するには、次の操作を行います。
  1. コントロールアイコンを左ペインのオブジェクトタブからキャンバス上のタブの上部にある領域にドラッグアンドドロップします。(“レポートプロンプトを作成するにはコントロールをここにドロップします”というヒントテキストを確認してください。)そのコントロールがキャンバス上のタブの上部に表示されます。
    注: プロンプトコンテナを使用してレポートプロンプトを作成することもできます。
  2. そのコントロール上にカテゴリ、メジャーまたはパラメータをドラッグアンドドロップします。たとえば、ドロップダウンリストコントロールをドラッグアンドドロップした場合は、Facility CityFacility Stateなどのカテゴリを割り当てることができます。そのカテゴリで使用されている市区町村または都道府県がドロップダウンリストに取り込まれます。
    右ペインの役割タブを使用して、レポートプロンプトのカテゴリ役割と度数役割を指定することもできます。
  3. (オプション)レポートプロンプトの全般プロパティを更新します。名前説明を更新できます。
  4. (オプション)レポートプロンプト固有のプロパティを更新します。使用可能なプロパティは、選択したコントロールによって異なります。
    コントロールのプロパティに関する詳細の一部を次に示します。
    • コントロールの場合、デフォルトでビューアでの選択を可能にするプロパティがオンになりません。これは、Webビューアやモバイルデバイスを使用するユーザーがコントロールを選択できないこと、および情報アイコンをクリックしてコントロールの名前と入力フィルタ情報を確認できないことを意味します。しかも、ユーザーはコントロールの値を変更できます。
    • ドロップダウンリストとボタンバーで、ユーザーにコントロール内での選択を必ず行わせるようにしたい場合、必須プロパティを選択します。ドロップダウンリストで必須プロパティを選択すると、ユーザーは少なくとも1つのチェックボックスを選択する必要があります。
    • スライダの場合、デフォルトではに対して範囲プロパティがオンになります。コントロールが現在レポートに表示されている集計データのみをフィルタリングするようにしたい場合は、ビューのデータをインタラクションするプロパティを選択します。このプロパティをクリアすると、詳細データがフィルタリングされます。
      注: ビューのデータをインタラクションするプロパティが選択されていない場合、スライダはクロス表または時系列プロットをフィルタリングしません。
    • ボタンバーやスライダの場合、水平プロパティがデフォルトで選択されます。
あるデータソースをレポートプロンプトが使用し、それとは別のデータソースをキャンバス上にあるレポートオブジェクトが使用する場合、コントロールを右クリックし、データソースマッピングの編集を選択してデータソースマッピングを変更できます。詳細については、データソースのマップを参照してください。

レポートプロンプトの順序の変更

レポートプロンプトの表示順を変更できます。
レポートプロンプトの表示順を変更するには、次の操作を行います。
  1. 右ペインで、プロパティタブをクリックします。
  2. ドロップダウンリストでレポート名を選択します。
  3. レポートプロンプト領域で、レポートプロンプトを選択します。下矢印ボタンまたは上矢印ボタンをクリックして、レポートプロンプトの順序を変更します。

コントロールを使用してセクションプロンプトを作成

セクションプロンプトとして使用できるコントロールは、ドロップダウンリスト、ボタンバーおよびテキスト入力に限定されています。
コントロールを使用してセクションプロンプトを作成する場合、データをフィルタリングするための値を選択できます。一部の種類のコントロールでは、必須プロパティが選択されていない場合、Ctrlキーを押しながらクリックすることでフィルタの値をクリアすることが必要な場合があります。
セクションプロンプトはレポートプロンプトの影響を受ける場合があります。
注: カスケード型(または従属型)セクションプロンプトは作成できません。
コントロールを使用してセクションプロンプトを作成するには、次の操作を行います。
  1. コントロールアイコンを左ペインのオブジェクトタブからキャンバス上のレポートオブジェクトの上部でタブの下にある領域にドラッグアンドドロップします。(“セクションプロンプトを作成するにはコントロールをここにドロップします”というヒントテキストを確認してください。)そのコントロールがキャンバス上のタブの下に表示されます。
    注: プロンプトコンテナを使用してセクションプロンプトを作成することもできます。
  2. そのコントロール上にカテゴリ、メジャーまたはパラメータをドラッグアンドドロップします。たとえば、ドロップダウンリストコントロールをドラッグアンドドロップした場合は、Facility CityFacility Stateなどのカテゴリを割り当てることができます。そのカテゴリで使用されている市区町村または都道府県がドロップダウンリストに取り込まれます。
    右ペインの役割タブを使用して、カテゴリ役割と度数役割を指定することもできます。
ヒント
レポート内のセクションから別のセクションにセクションプロンプトを移動する場合、操作するインタラクションのデータソースマッピングを編集する必要があります。コントロールを右クリックし、データソースマッピングの編集を選択します。詳細については、データソースのマップを参照してください。
あるデータソースをセクションプロンプトが使用し、それとは別のデータソースをキャンバス上にあるレポートオブジェクトが使用する場合、コントロールを右クリックし、データソースマッピングの編集を選択してデータソースマッピングを変更できます。

セクションプロンプトの順序の変更

セクションプロンプトの表示順を変更できます。
セクションプロンプトの表示順を変更するには、次の操作を行います。
  1. 右ペインで、プロパティタブをクリックします。
  2. ドロップダウンリストでセクション名を選択します。
  3. セクションプロンプト領域で、セクションプロンプトを選択します。下矢印ボタンまたは上矢印ボタンをクリックして、セクションプロンプトの順序を変更します。
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最終更新: 2019/12/17