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レポートインタラクションの概要

インタラクションは、レポート閲覧者の注意をレポート内の特定の結果に向けるために使用されます。インタラクションを使用すると、データをサブセット化してデータ量を減らすことができるので、ユーザーは特定のコンテキスト内でデータを理解できるようになります。
レポート設計者は、SAS Visual Analytics Designer (デザイナ)のインタラクションビューを使用することで、レポート内のテーブル、グラフ、ゲージ、コントロールに追加するインタラクションを指定できます。
レポートインタラクションには次の種類があります。
フィルタ
データソースのクエリから返されるデータを制限するために使用されます。フィルタは、テーブルやグラフに表示されるデータをサブセット化するために指定する一連のルールや条件です。フィルタの目的は、分析に必要なデータのみを表示することです。
ブラシ
データブラッシングを短縮したもので、これを使用すると、複数のテーブルまたはグラフ、あるいはその両方で、選択した同じデータを同時に表示できます。ブラッシングは、データセット内の共有オブザベーションの数を反映したパーセントを 強調表示します。ブラッシングは、集計値に対応するパーセントは強調表示しません。ブラッシングされたデータは各オブジェクトで同じように表示されるため、レポート閲覧者はデータを簡単に認識できます。
時系列プロットを除いて、テーブル、グラフおよびゲージをインタラクションのソースにすることができます。詳細データを使用するレポートオブジェクトをインタラクションのソースにすることはできません。レポートキャンバスで使用されているコントロールは、インタラクションのソースにすることができます。セクションプロンプトとして使用されているコントロールは自動フィルタとみなされるため、インタラクションビューに表示されません。
右ペインのインタラクションタブを使用すると、インタラクションとリンクを作成できます。
インタラクションについて重要なポイントを次に示します。
注: インタラクションは、同一セクション内にあるレポートオブジェクトに対してのみ適用されます。
注: レポートリンキングはインタラクションの種類の一つです。リンクのターゲットとなるレポートセクションは、リンクされているレポートオブジェクト内で選択された値によってサブセット化されます。詳細については、レポートリンクの概要を参照してください。
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最終更新: 2019/12/17