スパーク線は時系列で単一の傾向を示す、軸やラベルがない小さな折れ線グラフです。スパーク線は、ほぼ1単語または2単語のサイズであり、1 つのセルに収まり、1つの列の行ごとに繰り返されます。スパークに線は軸もラベルもありません。時間の経過に伴う株価の動向や生産量の変化を表すのによく使用されます。スパーク線の使用目的は、簡潔で分かりやすく表現することです。
デザイナでは、リスト表内の列にスパーク線を追加できます。スパーク線を追加する前に、リスト表のデータソースには、日付、日時、時間の各データアイテムのいずれかを含める必要があります。
デザイナのスパーク線は最大40個のビンを保有できます。(ビンは、連続値をよりも少ない数の間隔にグループ化する方法です。)スパーク線データがビン化される際、境界を使用してグループ化されます。境界は、分、時、日、月、四半期、または年です。たとえば、2年分のデータの場合、データは月単位でグループ化され、スパーク線は24個のビン(つまり、月ごとに1つ)を保有します。1ヶ月(30日)のデータの場合、スパーク線は30個のビンを保有します。2ヶ月のデータの場合は、月の境界でデータはビン化されるため、スパーク線は2個のビンを保有します。デザイナではビンの最大数よりもビンの境界を優先するため、リスト表に多くのデータがあっても、より詳細が提供されるわけではありません。
スパーク線のデータチップ値は、スパーク線の高い値、低い値、最後の値を示します。データチップ値は、データがビン化される境界とデータアイテムの集計から影響を受けます。たとえば、集計が合計であるとします。データを日単位でビン化すると、指定された日の最小値と最大値がデータチップに表示されます。ただし、データが変更されて月単位でビン化される場合、その月のすべての日の合計に対する最小値と最大値がデータチップに表示されます。
注: デザイナでは、ユーザーによるスパーク線のビン化のコントロールは許可されません。
例では、時系列プロットとスパーク線の両方でメジャーとしてProfitを使用しています。時系列プロットでは、データは細かいレベルでグループ化されるため、スパーク線より詳細な情報を持ちます。スパーク線は時系列プロットと同じような全体の線を持ちますが、より少ない情報を持ちます。
スパーク線は、最も細かい日付、日時、または時間レベルでのトレンドを表示できません。かわりに、スパーク線は、リスト表で使用される時間単位に応じて傾向を要約します。例えば、スパークラインはデータによっては月、四半期、または年などの単位で要約します。レポートデザイナでは要約のレベルを変更できません。
スパーク線を追加するには、次の操作を行います。
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更新するリスト表をキャンバス内で選択します(選択していない場合)。
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リスト表を右クリックして、スパーク線の追加を選択します。スパーク線の追加ウィンドウが表示されます。
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時間軸の場合、現在のデータソースに含まれている日付、日時、時間の各データアイテムのいずれかを選択します。
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(オプション)ベースラインの設定チェックボックスをオンにします。値を入力して、塗りつぶしの種類を選択します。グラデーションまたは実線のどちらかを選択できます。
ベースラインの設定オプションを使用すると、ベースライン値が存在するY軸上の点にグラフを通じた水平線が描画されます。ベースラインの上または下にある領域はすべて、単色またはグラデーションで塗りつぶされます。
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OKをクリックします。リスト表内の最後の列にスパーク線が追加されます。スパーク線をリスト表内の別の場所に移動することができます。
スパーク線を編集するには、リスト表内のスパーク線の列を右クリックして、スパーク線の編集を選択します。スパーク線の編集ウィンドウが表示されます。情報を更新してからOKクリックして、変更内容を保存します。
スパーク線を削除するには、リスト表内のスパーク線の列を右クリックして、スパーク線の削除を選択します。