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除外された行(またはセル)を“他のすべて”にまとめるプロパティの使用

リスト表の場合は除外された行を “他のすべて” にまとめるプロパティ、または、一部のグラフの場合は除外されたセルを “他のすべて” にまとめるプロパティを使用できます。これらのプロパティはカテゴリ間でコンテンツを組み合わせます(レポートオブジェクトの表示可能なカテゴリを組み合わせて構成されたコンテンツなど)。これらのプロパティはフィルタやランクでよく使用されます。
これらのプロパティの効果は、ある種類のインタラクションに影響を受けることがあります。たとえば、Salesメジャーデータアイテムを含むリスト表があり、そのリスト表で除外された行を “他のすべて” にまとめるプロパティが選択され、Sales数値の範囲を示すスライダのターゲットになっている場合があります。スライダコントロールで選択された範囲に基づいてドロップされたカテゴリの組み合わせは、他のすべてという名前が付けられたカテゴリにグループ化されます。
除外された行を “他のすべて” にまとめるプロパティと除外されたセルを “他のすべて” にまとめるプロパティについて重要なポイントを次に示します。
  • クロス表では除外された行を “他のすべて” にまとめるプロパティは使用できません。
  • 時系列プロット、バブルプロット、散布図、ステッププロット、ニードルプロット、ジオマップ、ワードクラウドでは、除外されたセルを “他のすべて” にまとめるプロパティは使用できません。
  • カスタムグラフが複数のデータ定義に依存している場合、カスタムグラフでは除外されたセルを “他のすべて” にまとめるプロパティを使用できません。一部のカスタムグラフではプロパティを使用できる場合もあります。たとえば、棒グラフと折れ線グラフを左右に並べて表示したカスタムグラフがあり、各グラフのカテゴリおよびメジャーデータ役割の割り当てがグラフ間で共有されているとします。この場合、1つのクエリによって両方のグラフに対する結果が生じるので、除外されたセルを “他のすべて” にまとめるプロパティを使用できます。
デザイナでランク付けに提供されるカテゴリあたりの“他のすべて”オプションに似ていますが異なります。ランキングにおける他のすべての概念の詳細については、新規ランクの追加を参照してください。
表示可能なカテゴリを組み合わせるコンテンツを“他のすべて”に要因として入れる方法を次のリスト表に示します。リスト表には2つのカテゴリとメジャーがあります。除外された行を “他のすべて” にまとめるプロパティがプロパティタブで選択されています。リスト表は、隣接するスライダコントロールを使用して集計数量値でフィルタリングされています。
除外された行を “他のすべて” にまとめるプロパティを使用するリスト表の例
除外された行を “他のすべて” にまとめるプロパティと除外されたセルを “他のすべて” にまとめるプロパティについて重要なポイントを次に示します。
  • レポートオブジェクトが詳細データを表示しているときは、プロパティを設定できません。
  • カテゴリあたりの他のすべてオプションが選択されているランクがレポートオブジェクトに含まれているときは、プロパティを設定できません。
  • 最小値の“その他”スライスの作成プロパティが選択されているときは、プロパティを円グラフに設定できません。
  • 階層がレポートオブジェクトに割り当てられているときは、プロパティを設定できません。
  • エクスプローラからインポートされた折れ線グラフには、プロパティを設定できません。
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最終更新: 2019/12/12