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詳細設定: SAS LASR Analytic Server

概要

このトピックでは、SAS LASR Analytic Serverに対するメタデータ定義の詳細設定について説明します。基本オプションについては、SAS LASR Analytic Serverの追加を参照してください。
注: 非分散サーバーの場合、適用可能な詳細設定は、サーバーの生存期間サーバーの署名ファイルの場所ロギング有効化のみになります。

手順

詳細設定を表示または設定するには、次の方法のいずれかを使用します。

SAS管理コンソール

  1. SAS管理コンソールプラグインタブで環境管理次にサーバーマネージャを展開します。
  2. SAS LASR Analytic Serverを右クリックし、プロパティを選択します。
  3. プロパティダイアログボックスで、オプションタブを選択します。
  4. オプションタブで、詳細設定をクリックします。

SAS Environment Manager

  1. SAS Environment Manager の管理ウィンドウで、サイドメニューアイコンをクリックまたはタップして、サイドメニューからサーバーを選択します。
  2. SAS LASR Analytic Serverを開きます。
  3. プロパティページにあるサーバーのドロップダウンリストから、オプションプロパティページを選択します。
  4. 必要に応じて変更を行い、保存アイコンをクリックします。

バージョン情報

説明のみを目的としたオプションです。

メモリ制限

次のオプションは、分散SAS LASR Analytic Serverが特定のタスクを却下するという状況に影響します。
データのロード (%)
テーブルをメモリにロードする場合の物理メモリの使用率上限を指定します。合計メモリ使用量(クラスタ上のすべてのプロセスによる)が指定した制限を超えた場合、テーブル追加や行追加の操作は失敗します。たとえば、このフィールドの値が80で、80%を超えるメモリがすでに使用されている場合、テーブルはロードできません。
注: 共存HDFSまたはNFSマウントされたMapRからロードされるテーブルは、この上限値による影響を受けません。
ヒント
特定のサーバー上で使用可能なテーブルのメモリを制限する方法については、テーブルのスペースの制限を参照してください。
外部プロセス (%)
外部プロセス(SAS High-Performance Analyticsプロシジャなど)でデータを取得する場合の物理メモリの使用率上限を指定します。合計メモリ使用量(クラスタ上のすべてのプロセスによる)が指定した制限を超えた場合、影響を受けるプロセスではデータを取得できません。たとえば、このフィールドの値が80で、80%を超えるメモリがすでに使用されている場合、影響を受けるプロセスではデータを取得できません。
注: 値を指定しないと、両オプションにデフォルト値(75)が使用されます。

ロギングオプション

ロギングオプションを次に示します。
ロギング有効化
SAS LASR Analytic Serverでのロギングを可能にします。
ログファイルのパス
分散サーバーのログファイルが配置されるパスです。
注: 非分散サーバーの場合、ログファイルは常に署名ファイルのディレクトリに出力されます。
最大ファイルサイズ (MB)
ログファイルの上限サイズ(メガバイト単位)を指定します。このサイズを超えると、ログファイルがロールオーバーされます。デフォルト値は100 MBです。
最大ロールオーバーファイル数
使用する回転ログファイルの上限数を指定します。ログファイル数がこの数を超えた場合、古いファイルから順に上書きされます。デフォルト値は10です。
サーバー終了時にログファイルを保存
サーバー終了時にログファイルをファイルシステムに残す場合は、Yesを選択します。デフォルト値はNoであり、ファイルは削除されます。
追加のロギングパラメータ
このフィールドは将来使用するために予約されています。

詳細オプション

詳細オプションタブには次のアイテムが含まれています。
ベンダ
SAS
使用するマシン
サーバーのホストを選択します。ホストがリストされていない場合は、新規をクリックして追加します。
サーバー定義ファイルを強制的に上書き
このフィールドは使用しません。
サーバーの署名ファイルの場所
署名ファイルが書き込まれるホストディレクトリ。この場所はインストール時に設定されます。
注意:
指定されたディレクトリは保護されている必要があります。
署名ファイルを参照してください。
注: 2バイト文字セット(DBCS)文字を含む署名ファイルパスは指定しないでください。
注: 分散サーバーの場合、指定されたパスは、SAS High-Performance Analytics環境のルートノード上で見つけられる必要があります。
サーバーの存続時間
デフォルトでは、サーバーは永続的に実行されます。これはほとんどの環境に適しています。
最大実行時間を設定するには、値を秒で指定します。たとえば、3600を指定すると、サーバーは60分間実行された後で停止します。
分散サーバーの場合、タイムアウト期間も設定して、サーバーを一定の非アクティブ間隔後に停止できます。タイムアウトは、最初の値の後ろのかっこ内に指定されます。たとえば、値を3600(600)と指定すると、サーバーが60分間実行された後で、非アクティブ状態のトラッキングが開始されます。10分以内にアクション要求を受信しなければ、サーバーは停止します。
詳細な診断を表示
デフォルトでは、詳細な診断は表示されません。
接続オブジェクトの詳細設定ウィンドウには、次のオプションが含まれています。
サーバー定義ファイル
このフィールドは空白のままにしておきます。SAS Visual Analyticsでは、この設定は使用されません。
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最終更新: 2018/10/24