SAS®ソフトウェアとAdobe Flash Playerの使用について
簡単な概要および推奨事項
一部のSASプロダクトは、Adobe Flash Playerのサポート終了(EOL:End-Of-Life)に影響を受ける場合があります。そのような状況において、ソフトウェアを移行するための推奨事項の概要を以下に示します。 SASは、2020年12月31日に、Adobe Flashコンポーネントに依存するプロダクトを限定サポートに移行します。不明な点がありましたら、SASの担当窓口にお問い合わせください。
背景
SAS® 9.4プラットフォームのアプリケーション(およびSAS 9.3とSAS 9.4で稼働する多くのSAS® ソリューション)は、Adobe Flash Playerを使用してインタラクティブなユーザーインターフェイスを提供しています。Adobeは、Flashテクノロジーの提供を終了する計画で、2020年末にはFlash Playerのアップデートおよび配布を停止する、と発表しました。ブラウザのベンダーは、ユーザーに対するFlashコンテンツのセキュリティ警告をブラウザに追加していて、2019年にはFlashの無効化をデフォルトの仕様とし、2020年にはFlashに対するサポートを完全に廃止してAdobeの提供終了の方針に足並みを揃える予定です。
SASは、Adobe Flash Playerのサポート終了(EOL:End-Of-Life )について、Adobeの動向に注意を払っています。AdobeのFlashに関する情報およびニュースは、 Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ(Adobe Flash Player EOL General Information Page)を参照してください。
SASソフトウェアにおいて、Adobe Flash Playerとの依存関係を削除するためのSASの方針と推奨事項は、以下のとおりです。
見解と推奨事項
Flashを使用するSASソフトウェアリリースからの移行において、SASは特定のプロダクトライセンスを所持しているお客様に対して、下記の事項を推奨します。
- ライセンスされているSASプロダクトに、直接対応(マッピング)する同等のオファリングがSAS® Viya®上に存在するお客様には、SAS Viyaへのアップグレードにより、個別のSAS環境を最新(モダナイゼーション)にすることを推奨します。
- SAS Viyaにおいて、同等なオファリングの有無にかかわらずSASプロダクトが混在しているお客様は、SAS環境をSAS 9.4M7(TS1M7)にアップグレードできます。
SASは、サードパーティベンダーがサポートを停止した場合のSASソフトウェアのサポートのポリシーに従って、2020年12月31日にAdobe Flashコンポーネントに依存するプロダクトを、限定サポートに移行します。SASプロダクトのサポートレベルを確認するには、 Support Levels by Productを参照してください。
移行(アップグレード)を容易にするための、必要な手順の詳細は、「Modernizing Your SAS® UIs: Removing Dependencies on Adobe Flash」を参照してください。
Adobe Flashを継続して使用する場合
上記のように、2020年12月31日を過ぎると、SASはAdobe Flashに依存するSASプロダクトを、限定サポートに移行します。 2020年を超えてのAdobe Flashの使用に関する最新情報は、Adobe Flash Player法人向けサポート終了情報ページ(Adobe Flash Player EOL Enterprise Information Page) および Flash Player Administration Guideを参照してください。一部のWebブラウザは、期間限定でAdobe Flashの使用を続ける方法を提供している場合があります。たとえば、Microsoftは、update about Microsoft Edge(2020年9月)を公開しています。