前のページ|次のページ

SYSDSN自動マクロ変数

最後に作成されたSASデータセットのライブラリ参照名と名前が格納されます。

種類: 自動マクロ変数(読み込みおよび書き込み)
参照項目: SYSLAST自動マクロ変数

詳細

ライブラリ参照名とデータセット名が、2つの左揃えのフィールドに表示されます。現在のプログラムでSASデータセットが作成されていない場合、SYSDSNは、8つの空白の後に_NULL_を加え、さらに2つの空白を加えた値を返します。
注: マクロプロセッサは、SYSDSNの値を必ずクォーティング解除して格納します。置換されたSYSDSNの値をクォーティングするには、%SUPERQマクロクォーティング関数を使用します。

比較

  • SYSDSNへの値の割り当て方法は、_LAST_=システムオプションの値を指定する場合と同じです。
  • SYSLASTの値は、データセット名の代わりに、その値の参照を直接SASコードに挿入できる形式でフォーマットされているため、多くの場合SYSDSNよりも役立ちます。

例: SYSDSNとSYSLASTによって生成された値の比較

データセットWORK.TESTを作成してから、次のステートメントを入力します。
%put Sysdsn produces:  *&sysdsn*;
%put Syslast produces: *&syslast*;
これらのステートメントを実行すると、次の行がSASログに書き込まれます。
Sysdsn produces:*WORK TEST * Syslast produces:*WORK.TEST *
ライブラリ参照名またはデータセット名が8文字よりも少ない場合、SYSDSNは残りの文字数の空白を追加します。SYSDSNは、ライブラリ参照名フィールドとデータセット名フィールドの間にピリオドを表示しません。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ