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JMP EngineのLIBNAMEステートメント

ライブラリ参照名をJPMデータテーブルに関連付け、JMPデータテーブルの読み込みや書き込みを実行できるようにします。

該当要素: 任意の場所
カテゴリ: データアクセス
参照項目: Base SAS LIBNAMEステートメント

構文

引数

libref

SASライブラリに割り当てるライブラリ参照名を示す文字定数、変数、式を指定します。

範囲 1 - 8バイト

path

SASライブラリの物理名を指定します。物理名には動作環境で判別できる名前を指定します。物理名は一重引用符または二重引用符で囲みます。

FMTLIB=libref.format-catalog

JMPデータテーブル読み込み時にフォーマットが格納される場所、およびJMPデータテーブル作成時にフォーマットを取得する場所を指定します。

要件 このFMTLIB引数に指定するライブラリは、SASデータセットのライブラリ参照名の必要があります。
libname inv jmp "." fmtlib=seform.formats;
libname seform '.';
   data work.mine;
   set inv.suri2011;
run;

詳細

JMPファイルとは、JMPソフトウェアが作成するファイル形式です。JMPとは、Microsoft WindowsおよびMacintosh上で使用できる対話型の統計パッケージソフトウェアです。詳細については、システムに同梱されているJMPのドキュメントを参照してください。
JMPファイルには、フィールドとレコードが表形式でまとめられているデータが含まれます。各フィールドには1種類のデータを含めることができます。各レコードには各フィールドのデータ値を1つ含めることができます。
Base SASでは、JMPファイルへのアクセスをサポートしています。次の2つの方法のいずれかを使用して、JMPファイルにアクセスできます。
  • IMPORT/EXPORTプロシジャ、インポート/エクスポートウィザード(SAS/ACCESS Interface to PC Filesのライセンスを使用しない場合)。SASはバージョン7以降の形式で保存されたJMPファイルをインポートして、バージョン7以降の形式のJMPファイルにデータをエクスポートします。バージョン3から6形式のJMPファイルは、現在サポートされていません。
    詳細については、SAS/ACCESS Interface to PC Files: Referenceを参照してください。
  • JMP EngineのLIBNAMEステートメント
注: JMP LIBNAME Engineは拡張属性をサポートしません。拡張属性が必要な場合、dbms=jmpオプションを指定したIMPORTプロシジャまたはEXPORTプロシジャを使用します。

例1: LIBNAMEステートメントを使用してJMPデータテーブルを読み込む

この例では、JMPデータテーブルbankから5つのオブザベーションの読み込みと出力を行います。
libname b jmp 'c:/temp/national';
proc contents data=b.bank(drop=edlevel id age);
run;
proc print data=b.bank(obs=5 drop=edlevel id age);
run;

例2: JMPデータテーブルの読み込みと並べ替え

この例では、JMPデータテーブルを読み込んでから並べ替えを行い、SASデータセットに格納します。データセットに格納されているフォーマットは、a.formatsにあります。
libname a 'c:/temp/field';
libname b jmp '.' fmtlib=a.formats;

proc sort data=b.cars out=a.sorted;
   by category_ic;
run;
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