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HBOUND関数

配列の上限を返します。

カテゴリ: 配列

構文

HBOUND<n> (array-name)

必須引数

array-name

同じDATAステップで以前に定義した配列の名前です。

bound-n

上限を調べる次元を指定する数値定数、変数または式です。bound-nは、nを指定していない場合にのみ使用します。

オプション引数

n

上限を調べる次元を指定する整数定数です。nの値を指定しない場合、HBOUND関数は配列の最初の次元の上限を返します。

詳細

HBOUND関数は、1次元配列の上限または多次元配列の指定した次元の上限を返します。配列処理でHBOUNDを使用すると、配列の上限を変更するたびにDO反復グループの上限を変更しないで済みます。HBOUNDとLBOUNDを併用して、配列の次元の上限と下限の値を返すことができます。

比較

  • HBOUNDは、配列のディメンションでの上限のリテラル値を返します。
  • DIMは、常に配列のディメンションにある要素の合計数を返します。
    注: 配列のディメンションの下限値が1以外で、上限値が配列のディメンションにある要素の合計数以外の場合、この違いが重要です。

例1: 1次元配列

この例では、HBOUNDは次元の上限(値5)を返します。そのため、SASはDOループでステートメントを5回繰り返します。
   array big{5} weight sex height state city;
   do i=1 to hbound(big5);
      ... more SAS statements ...;
   end;

例2: 多次元配列

この例では、多次元配列でHBOUND関数を指定する2つの方法を示します。どちらの方法でもHBOUNDは同じ値を返します(SASコード例の後にある表を参照)。
   array mult{2:6,4:13,2} mult1-mult100;
構文
別の構文
HBOUND(MULT)
HBOUND(MULT,1)
6
HBOUND2(MULT)
HBOUND(MULT,2)
13
HBOUND3(MULT)
HBOUND(MULT,3)
2

関連項目:

ステートメント:
ARRAY Statement (SAS ステートメント: リファレンス)
Array Reference Statement (SAS ステートメント: リファレンス)
その他のリファレンス:
Array Processing (SAS言語リファレンス: 解説編)
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