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LBOUND関数

配列の下限を返します。

カテゴリ: 配列

構文

LBOUND <n> (array-name)

必須引数

array-name

同じDATAステップで以前に定義した配列の名前です。

bound-n

下限を確認するディメンションを指定する数値定数、変数または式です。bound-nは、nを指定していない場合にのみ使用します。

オプション引数

n

下限を確認するディメンションを指定する整数定数です。n値が指定されていない場合、LBOUND関数は配列の最初のディメンションの下限を返します。

詳細

LBOUND関数は、1次元配列の下限または多次元配列内の指定したディメンションの下限を返します。配列処理でLBOUNDを使用することで、配列の限界を変更するたびに反復DOグループの下限が変更されることを防ぎます。LBOUNDとHBOUNDを同時に使用して、配列のディメンションの下限と上限の値を返すことができます。

例1: 1次元配列

この例では、LBOUNDはディメンションの下限である2の値を返します。SASはDOループでステートメントを5回繰り返します。
   array big{2:6} weight sex height state city;
   do i=lbound(big) to hbound(big);
      ...more SAS statements...
   end;

例2: 多次元配列

この例では、多次元配列にLBOUND関数を指定する2つの方法を示します。SASコードの例に続く表に示すように、いずれの方法でもLBOUNDで同じ値が返されます。
   array mult{2:6, 4:13, 2} mult1-mult100;
構文
別の構文
LBOUND(MULT)
LBOUND(MULT,1)
2
LBOUND2(MULT)
LBOUND(MULT,2)
4
LBOUND3(MULT)
LBOUND(MULT,3)
1

関連項目:

ステートメント:
ARRAY Statement (SAS ステートメント: リファレンス)
Array Reference Statement (SAS ステートメント: リファレンス)
その他のリファレンス:
Definitions for Array Processing (SAS言語リファレンス: 解説編)
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