PATHNAMEは外部ファイルまたはSASライブラリの物理名を返します。filerefまたはlibrefが無効な場合は空白を返します。
z/OS固有: また、z/OS環境では、以前にTSO ALLOCATEコマンドまたはJCL DDステートメントを使用して割り当てられた任意の有効なデータ定義名も使用できます。PATHNAMEを連結に適用すると、かっこで囲まれたデータセット名のリストが返されます。
ファイル参照名の名前とライブラリ参照名の名前が同じ場合、search-ref引数を使用して、どちらの参照を検索するのかを選択できます。F値を指定すると、SASはファイル参照名を検索します。L値を指定すると、SASはライブラリ参照名を検索します。
search-ref引数を指定しない場合、ファイル参照名の名前とライブラリ参照名の名前が同じだと、PATHNAMEは最初にライブラリ参照名を検索します。ライブラリ参照名が存在しない場合、PATHNAMEはファイル参照名を検索します。
DATAステップの対象変数のデフォルトの長さは200文字です。
FILENAMEステートメントまたはFILENAME関数を使用して、ファイル参照名を外部ファイルに割り当てることができます。
LIBNAMEステートメントまたはLIBNAME関数を使用して、ライブラリ参照名をSASライブラリに割り当てることができます。動作環境によっては、システムコマンドを使用してライブラリ参照名を割り当てることもできます。
Windows固有: 一部の動作環境では、システムコマンドを使用してファイル参照名を割り当てることもできます。詳細については、お使いの動作環境向けのSASドキュメントを参照してください。