変換テーブルは、LOCALE=システムオプションによって暗黙的に設定されます。これらは外部ファイルのトランスコーディングにのみ使用されます。SASファイルに対しては、セッションエンコーディング間の直接トランスコーディングが発生します。
LOCALE=またはENCODING=を間接的に指定すると、TRANTAB=オプションに適切な変換テーブル値が設定されます。変換テーブルは、SBCSエンコーディングを別のSBCSエンコーディングにトランスコードしたり元に戻したりするために使用します。たとえば、Windows
Latin2をISO Latin2にマッピングする特定の変換テーブルがあります。TRANTABSは外部ファイルのにみ適用されます。
次の図に、変換テーブルを示します。Windows Latin 2 (wlt2)からISO Latin 2 (lat2)へのマッピングの変換テーブル領域名は"table
1"で、ISO Latin 2からWindows Latin 2へのマッピングの領域名は"table 2"です。
LOCALE=またはENCODING=システムオプションとその他のエンコーディングオプション(ステートメント、コマンドまたはプロシジャ)を使用すると、変換テーブルを直接作成または管理する必要がなくなります。
注意:
利用方法がよくわからない場合は変換テーブルを変更しないでください。
変換テーブルはSASのシステムにより各国語サポートを提供するために内部的に利用されます。変換テーブルの利用方法がよくわからない場合や、技術的な支援がない場合は設定を変更しないでください。
TRANTAB=オプションでは、SASセッションで使用される変換テーブルを指定します。詳細については、
TRANTAB=システムオプションを参照してください。TRANTABプロシジャは、カスタマイズした変換テーブルの作成、編集、表示に使用されます。詳細については、
TRANTAB プロシジャを参照してください。