エンコーディング値によっては、SASがトランスコードしないデータセットを作成できるものがあります。また、入力または出力処理のデータをトランスコードするのではなく、エンコーディングが混在するデータを含むSASライブラリを作成することもできます。たとえば、Latin1とLatin2の両方を含めることができます。
たとえば、ENCODING=データセットオプション、ILIBNAMEステートメントのNENCIDING=オプション/OUTENCODING=オプションのいずれかで次の値を使用する場合は、トランスコーディングを回避できます。
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ANYを使用して、EBCDICエンコーディングとASCIIエンコーディング間でもトランスコーディングを実行しないように指定します。
注: ANYはBINARYの指定と同等です。データはバイナリであるため、実際のエンコーディングには意味がありません。
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ASCIIANYを使用すると、ASCIIベースのエンコーディング間ではトランスコーディングが不要と指定されます。
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EBCDICANYを使用すると、EBCDICベースのエンコーディング間ではトランスコーディングが不要と指定されます。
TRANSCODE=オプションを使用して、特定の列のデータに対してトランスコーディングを行わずに、データセットの残りの文字データをトランスコードすることができます。詳細については、
PROC SQLのTRANSCODE=列修飾子を参照してください。