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VVALUE関数

指定する変数に関連付けられている出力形式を適用した値を返します。

カテゴリ: 変数情報
制限事項: DATAステップのみで使用します。

構文

VVALUE(variable)

必須引数

variable

スカラまたは配列参照として表される変数を指定します。

制限事項 式は引数として使用できません。

詳細

まだ長さが割り当てられていない変数にVVALUE関数から値が返される場合、その変数にはデフォルトで長さ200が割り当てられます。
VVALUEは指定する変数の現在の値を含む文字列を返します。この値には、変数に現在関連付けられている出力形式が適用されます。

比較

  • VVALUEは指定する変数に関連付けられている値を返します。一方、VVALUEXは、変数名を判別するために引数を評価します。その後、その変数名に関連付けられた値を返します。
  • VVALUEは引数として式を受け入れません。VVALUEXは式を受け入れますが、式の値で配列参照を示すことはできません。
  • VVALUEと割り当てステートメントはどちらも、指定する変数の現在の値を含む文字列を返します。VVALUEを使用すると、変数に現在関連付けられている出力形式が値に適用されます。一方、割り当てステートメントを使用すると、値に出力形式は適用されません。
  • PUT関数では、指定した変数または定数の出力形式を変更できます。VVALUEは変数に関連付けられている現在の出力形式を使用します。

SASステートメントとその結果を次に示します。
SASステートメント
結果
y=9999;
format y comma10.2;
v=vvalue(y);
put v;
9,999.00

関連項目:

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