複数のインデックスを有するデータセットの作成時には、このオプションを、DATAステップのINDEX=オプションおよびPROC DATASETS MODIFYステートメントと一緒に使用します。どちらの方法でも、1回のデータセットスキャンによってすべての宣言インデックスを事前設定することができます。
次の例は、DATAステップを使用して並列作成されたインデックスを示しています。変数Xに単一インデックス、変数AおよびBに複合インデックスが作成されます。
data foo.mine(index=(x y=(a b)) asyncindex=yes);
x=1;
a="Doe";
b=20;
run;
DATASETSプロシジャには柔軟性があるので、複数のMODIFYグループを使用したバッチ並列インデックス作成が可能です。一度にすべてのインデックスを作成すると大量の領域が必要になりますが、そのかわりに、次の例に示すようにグループ単位でインデックスを作成できます。
proc datasets lib=main;
modify patients(asyncindex=yes);
index create number;
index create class;
run;
modify patients(asyncindex=yes)'
index create lastname firstname;
run;
modify patients(asyncindex=yes);
index create fullname=(lastname firstname);
index create class_sex=(class sex);
run;
quit;
インデックスNumberおよびインデックスClass、インデックスLastNameおよびインデックスFirstName、ならびにインデックスFullNameおよびClass_Sexがそれぞれ並列作成されます。