動作環境の情報: システムオプションの指定方法は、使用するオペレーティングシステム用SASドキュメントに説明されています。
SPD Engineは、自動並べ替えやインデックス作成などの特定の処理中に一時ユーティリティファイルを作成します。処理を正常に完了させるには、ユーティリティファイルを格納するために十分な領域が必要です。SPDEUTILLOC=システムオプションを使用して、処理のために十分な適当量の領域を指定できます。ただし、HP
IntegrityサーバーのOpenVMSでは、ライブラリはODS-5ファイルである必要があります。SPDEUTILLOC=システムオプションに複数のディレクトリが指定されている場合、最初のユーティリティファイルのディレクトリは処理の開始時にランダムに選択されます。周期的な方法で他のディレクトリへ選択が続きます。ユーティリティファイルは一時的で、処理が完了した後に削除されます。
注: 構文エラーを回避するためには、構成ファイルで複数のディレクトリを指定してください。
ユーティリティファイルの作成処理に十分な領域を確保するため、SPDEUTILLOC=オプションあるいはUTILLOC=オプションを常に指定することをお勧めます。次のような場合には、一時ユーティリティファイル格納のための場所は動作環境ごとに定義されます。
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SPDEUTILLOC=システムオプションまたはUTILLOC= SASシステムオプションが指定されていない。
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SPD EngineがSAS WORKディレクトリを検出できない(あるいはそれに対する書き込み許可がない)
次の表はデフォルトのユーティリティファイルの場所を示します。
ユーティリティファイルのデフォルト場所
動作環境
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デフォルト場所1
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デフォルト場所2
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デフォルト場所3
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UNIX
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UTILLOC= SASシステムオプション(指定がある場合)
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SASワークライブラリ
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/tmp
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Windows
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UTILLOC= SASシステムオプション(指定がある場合)
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SASワークライブラリ
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TEMP=環境変数で指定された場所
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z/OS
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UTILLOC= SASシステムオプション(指定がある場合)
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SASワークライブラリ
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/tmp
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