SAS Enterprise Miner 13.2はメジャーリリースで、SAS 9.4M2以降のリリースで稼働します。
SAS Enterprise Miner 13.2では、グローバルメタデータ変更の指定を可能にするmetadcode.sasファイルが作成されます。また、モデル回帰ノードで、登録するモデルの種類の指定を可能にする新しいマイニング機能プロパティが提供されます。
ここでは、SAS Enterprise Minerハイパフォーマンスデータマイニングノードの新機能と拡張を説明します。
-
HP 回帰ノードでは、多重共線性の検出に使用できる新しい分散拡大要因(VIF)テーブルが生成されます。
-
HP フォレストノードでは、パーティション検証データのサポートが追加されます。
-
SAS Enterprise Miner 13.2では、SAP HANAおよびScalable Performance Data Engine (SPD Engine)のサポートが追加されます。
ここでは、SAS Enterprise Minerハイパフォーマンスプロシジャの新機能の一部を説明します。
-
新しいHPTSDRプロシジャでは、(転置、トランザクションおよび列方向の形式で)時系列の次元数を削除し、少ない数の次元を使用して類似度やクラスタリングなどのタスクを実行できます。
-
HPCLUSプロシジャでは、名義尺度の入力変数のクラスタリングにkモードアルゴリズムが使用されるようになりました。また、このプロシジャにより、名義変数に対して補完法、名義尺度の入力変数に対してkモードアルゴリズムの類似度の距離メジャーを指定できます。
-
HPFORESTプロシジャでは、各ターゲット変数に対するさまざまな適合度統計量を含むODSテーブルを作成したり、隠れ層ニューロンとターゲット層ニューロンの両方に対して余弦活性化関数を指定したりできるようになりました。
-
HPSVMプロシジャでは、ペナルティ選択に対するクロスバリデーション、IDステートメント、学習出力、ペナルティとそれに対応する適合度統計量を含む新しいODSテーブルがサポートされるようになりました。