SAS/QC 13.1は、SAS 9.4M1以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
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CAPABILITYプロシジャは、次を提供するようになりました。
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Johnson SU分布の向上されたパラメータ推定
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OVERLAYオプションのサポート(CLASS変数の異なる水準に関連付けられているヒストグラムを単一プロットで重ね合わせます)
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MVPMONITORプロシジャは新しいSCORECHARTステートメントをサポートし、主成分スコアのコントロールチャートを作成します。
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RELIABILITYプロシジャは、次の機能をサポートするようになりました。
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反復イベントデータの失敗回数と打ち切り回数の横向きプロット
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Gompertz分布とGompertz-Makeham分布のパラメータ推定と確率のプロット
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SHEWHARTプロシジャに複数の新しいオプションが提供されました。
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ACTUALALPHAは、有効な
値を計数値図の限界凡例に表示します。この値は、要求した
値と同一ではない場合があります。このオプションはCCHARTステートメント、NPCHARTステートメント、PCHARTステートメント、UCHARTステートメントで使用できます。
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IDSYMBOLHEIGHT=オプションは、BOXCHARTステートメントで作成される箱ひげ図の外れ値をプロットするために使用される記号のサイズを制御します。
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PROBLIMITS=DISCRETEオプションは、計数値図の離散管理限界を要求します。このオプションはCCHARTステートメント、NPCHARTステートメント、PCHARTステートメント、UCHARTステートメントで使用できます。
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WESTGARD=オプションは、医療研究施設での品質管理のために、ShewhartチャートにWestgardルールを適用します。
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WHISKERPERCENTILE=オプションは、BOXCHARTステートメントによって作成される箱ひげ図のひげを百分位数値まで描くように要求します。
測定システム分析の新しいマクロが4つ追加されました。
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%basicEMPマクロは、基本的な測定プロセス評価(EMP)分析を実行します。
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%shortEMPマクロは、関連する効用をわけるために8ステップを実行します。
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%gaugeRRマクロは、従来のゲージ反復性とゲージ再現性分析を実行します。
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%honestGaugeRRマクロは、“公正な”ゲージ反復性とゲージ再現性レポートを作成します。