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ジオグラフィーデータアイテムの操作

ジオグラフィーデータアイテムについて

ジオグラフィーデータアイテムは、地理的な場所または地域にマップされた値がデータに含まれている場合に役立ちます。たとえば、ジオグラフィーデータアイテムは、組織に固有のジオグラフィー情報(販売地域、倉庫の場所、石油プラットフォームなど)を識別することができます。
数値メジャーをジオグラフィーデータアイテムに変更すると、同テータアイテムは自動的にカテゴリデータアイテムになります。
注: カスタムデータアイテムをジオグラフィーデータアイテムに変更することはできません。

事前定義ジオグラフィーデータアイテムの使用

ユーザーは、 SAS Visual Analyticsで提供されているジオグラフィーデータアイテムを使用したり、カスタムジオグラフィーデータアイテムを作成したりできます。既存のジオグラフィーデータアイテムにアクセスするには、左ペインのデータタブを選択します。ジオグラフィーデータアイテムで使用したいデータアイテムを右クリックし、ジオグラフィーを選択します。続いて、次のデータアイテムのいずれかを選択します。
  • 国名または地域の名前
  • 国または地域 ISO 2文字コード
  • 国または地域 ISO 数値コード
  • 国または地域 SAS MAP ID値
  • 地区 (州、地域、省) の名前
  • 地区 (州、地域、省) の SAS Map ID値
  • 米国の州名
  • 米国の州の略語
  • 米国のZIPコード
注: 事前定義のジオグラフィー役割の場合、ジオグラフィーデータアイテムの値は、SAS Visual Analyticsが使用する検索値に一致する必要があります。検査値の表示については、http://support.sas.com/va72geoを参照してください。
ヒント
ジオマップをデータセットと連携させるには、事前定義の検査値を含む列をデータセットに追加します。

カスタムジオグラフィーデータアイテムの作成

カスタムジオグラフィーデータアイテムは次の3つの値から構成されます。
  • 緯度
  • 経度
  • カテゴリ(緯度や経度以外)
たとえば、空港の位置ID、緯度および経度を含むデータがあるとします。空港の位置IDをカスタムジオグラフィーデータアイテムに変換できます。
カスタムジオグラフィーデータアイテムを作成するには、次の操作を行います。
  1. 左ペインのデータタブで、カスタムジオグラフィーデータアイテムで使用したいデータアイテムを右クリックします。ジオグラフィーを選択した後、カスタムを選択します。ジオグラフィーウィンドウが表示されます。
    ヒント
    緯度と経度以外のカテゴリデータアイテムが選択されていることを確認します。
  2. 緯度のメジャーを選択します。緯度列の名前の先頭文字を入力して、ドロップダウンメニューですばやく検索することもできます。
  3. 経度のメジャーを選択します。経度列の名前の先頭文字を入力して、ドロップダウンメニューですばやく検索することもできます。
  4. 緯度および経度の座標値をプロジェクトするために使用する座標空間(座標系)を選択します。世界測地系(WGS84)Webメルカトル英国ナショナルグリッド(OSGB36)のいずれかを選択できます。デフォルトは世界測地系(WGS84)です。
    注: 座標空間はデータが入れられたプロジェクションと一致する必要があります。デザイナはデータ座標空間の世界測地系(WGS84)、Webメルカトル(EPSG:3857)、英国ナショナルグリッド(EPSG:27700)をサポートします。
  5. OKをクリックします。ジオグラフィーボタンアイコンは、データタブ上で新規のジオグラフィーデータアイテムを識別します。
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最終更新: 2019/12/17