前のページ|次のページ

レポートの階層の操作

階層について

階層を作成することで、レポートにドリルダウン機能を追加できます。階層は、親子関係に基づくカテゴリ列の配置です。汎用的な情報が上部、より具体的な情報が下部になるように、階層のレベルが配置されます。たとえば、Yearを最上位レベル、Monthを次のレベル、Dayを最下位レベルとして、日時列の階層を作成できます。
ジオグラフィー階層を作成することもできます。たとえば、最上位レベルがRegion、その次のレベルがState、最下位レベルがCityの階層を作成できます。
レポートオブジェクトの場合に作成できる階層は2つまでです。
次の点に注意してください。
  • リスト表、コントロール、ゲージは、階層をサポートしていません。
  • データアイテムの自動割り当ては、階層をサポートしていません。
  • クロス表では、行または列ごとに階層かカテゴリのいずれかを作成できます。
  • 時系列プロットのレポートオブジェクトでは、階層内で日時データアイテムのみを使用できます。
  • ジオバブルマップ、ジオ座標マップ、ジオ領域マップでは、階層内でジオグラフィーデータアイテムのみを使用できます。
また、日付階層を作成することもできます。

レポートの階層の新規作成

階層を新規作成するには、次の操作を行います。
  1. データタブでオプションボタンをクリックした後、新しい階層を選択します。新しい階層ウィンドウが表示されます。
  2. 名前を入力します。
  3. 少なくとも2つのカテゴリを選択し、それらを階層リストまでドラッグします。
  4. (オプション)上矢印と下矢印を使用して、階層リスト内でデータアイテムを整列します。
  5. OKをクリックして、新規の階層を保存します。階層ボタンアイコンは、データタブ上のデータアイテムのリストで新規の階層を識別します。
ヒント
日付階層を作成するには、データタブで日付または日時データアイテムを右クリックし、日付階層の作成を選択します。日付データアイテムを使用する場合、同アイテムは年を指定する出力形式を持つ必要があります。そうでない場合、日付階層の作成オプションは使用できません。
クロス表レポートオブジェクトでは、クロス表の軸上のカテゴリから階層を作成できます。階層を作成するには、カテゴリのヘッダーを右クリックして階層の作成を選択します。カテゴリが新規の階層に置換されます。新規の階層の名前は、最も外側のカテゴリの名前に接尾辞Hierarchyを付けて生成されます。

レポートの階層の編集

階層を編集するには、次の操作を行います。
  1. データタブ上で該当する階層の名前を右クリックして、階層の編集を選択します。階層の編集ウィンドウが表示されます。
  2. (オプション)名前を編集します。
  3. カテゴリの追加や削除を行います。少なくとも2つのカテゴリが存在する必要があります。
    注: ジオバブルマップ、ジオ座標マップ、ジオ領域マップでジオグラフィー階層を使用する場合、階層の編集時にはジオグラフィーデータアイテムだけが表示されます。
  4. OKをクリックして、更新した階層を保存します。
編集対象の階層がレポートオブジェクト内ですでに使用されており、同オブジェクトをドリルしているかまたは展開している場合、編集後にトップレベルに戻ります。

レポートの階層の削除

階層を削除するには、次の操作を行います。
  1. データタブ上で該当する階層の名前を右クリックして、階層の削除を選択します。
  2. 表示される確認メッセージで、削除をクリックします。階層が、データアイテムのリストから削除されます。また、それを使用していたあらゆるレポートオブジェクト、フィルタ、ランクからも削除されます。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ
最終更新: 2019/12/17