SASファイル参照名を外部ファイルまたは出力デバイスと関連付けたり、ファイル参照名と外部ファイルの関連付けを取り消します。また、外部ファイルの属性を書き込みます。
該当要素: | 任意の場所 |
カテゴリ: | データアクセス |
制限事項: | SASがロックダウン状態にある場合、ロックダウンパスリストに含まれていないファイルに関しては、LIBNAMEステートメントを使用できません。詳細については、XisError: No pubcode in link data found for lrconを参照してください。 |
参照項目: | FILENAMEステートメントXisError: No pubcode in link data found for hostwin、XisError: No pubcode in link data found for hostunx、およびXisError: No pubcode in link data found for hosto390 |
新しいファイル参照名を割り当てるときに使用するSAS名を指定します。現在割り当てられているファイル参照名の関連付けを取り消したり、FILENAMEステートメントを使用してファイルの属性をリストする場合は、FILENAMEステートメントに割り当て済みのファイル参照名を指定するか動作環境レベルのコマンドを指定します。
ヒント | ファイル参照名と外部ファイルの関連付けは、SASセッション終了まで維持されるか、または他のFILENAMEステートメントで関連付けの変更や関連付けの取り消しを実行するまで維持されます。ファイルに対するファイル参照名は必要に応じて何度でも変更できます。 |
ファイル参照名が入力デバイスまたは出力デバイスを参照する場合や物理ファイルではない場所を参照する場合に使用する、デバイスタイプまたはアクセス方式を指定します。
このアクセス方式を指定すると、ActiveMQメッセージブローカーへアクセスできます。
操作 | DATAステップでアクセス方式のオプションを認識できない場合、DATAステップはこのオプションをアクセス方式に渡して処理します。 |
参照項目 | XisError: No pubcode in link data found for appmsgdg |
このアクセス方式を指定すると、SASカタログを外部ファイルとして参照できます。
参照項目 | FILENAMEステートメント、CATALOGアクセス方式 |
このアクセス方式を指定すると、ユーザー指定のテキストからデータを読むことができます。
参照項目 | FILENAMEステートメント、DATAURLアクセス方式 |
デバイスがディスクドライブであると指定します。
ヒント | ディスク上のファイルにファイル参照名を割り当てる場合、DISKを指定する必要はありません。 |
ファイルへの出力を破棄するように指定します。
ヒント | テストを実行する場合はDUMMYを指定すると便利です。 |
このアクセス方式を指定すると、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)電子メールインターフェイスを介して、SASから電子メールをプログラムによって送信することができるようになります。
参照項目 | FILENAMEステートメント、EMAIL (SMTP)アクセス方式 |
このアクセス方式を指定すると、FTPプロトコルを使用してリモートファイルにアクセスできるようになります。
参照項目 | FILENAMEステートメント、FTPアクセス方式 |
出力デバイスの種類がグラフィックデータを受信するグラフィックデバイスであると指定します。
このアクセス方式を指定すると、Hadoop分散ファイルシステム(HDFS)にアクセスできるようになります。HDFSのロケーションは構成ファイルで指定します。
参照項目 | FILENAMEステートメント、Hadoopアクセス方式 |
Java Message Service (JMS) の送信先を指定します。
名前の付いていないパイプを指定します。
注 | 動作環境によっては、パイプがサポートされない場合があります。 |
バッファなしのグラフィック出力デバイスを指定します。
プリンタまたはプリンタスプールファイルを指定します。
このアクセス方式を指定すると、SFTPプロトコルを使用してリモートファイルにアクセスできるようになります。
参照項目 | FILENAMEステートメント、SFTPアクセス方式 |
このアクセス方式を指定すると、TCP/IPソケットからの読み込みや書き込みができるようになります。
参照項目 | FILENAMEステートメント、SOCKETアクセス方式 |
テープドライブを指定します。
ファイル名が割り当てられている間だけ存在する一時ファイルを作成します。この一時ファイルは論理名からのみアクセスできます。また、論理名が存在する間だけ使用できます。
制限事項 | 物理パス名は指定しないでください。物理パス名を指定するとエラーが発生します。 |
ヒント | TEMPデバイスで操作するファイルは、DISKファイルに対して、同じ属性を保有し、同じように動作します。 |
ユーザーの端末を指定します。
ユニバーサル印刷プリンタの定義名を指定します。
ヒント | FILENAMEステートメントにプリンタ名を指定しない場合、PRINTERPATHオプションによって、使用するユニバーサルプリンタと出力先が制御されます。 |
このアクセス方式を指定すると、URLアクセス方式を使用してリモートファイルにアクセスできるようになります。
参照項目 | FILENAMEステートメント、URLアクセス方式 |
このアクセス方式を指定すると、WebDAVプロトコルを使用してリモートファイルにアクセスできるようになります。
参照項目 | FILENAMEステートメント、WebDAVアクセス方式 |
このアクセス方式を指定すると、ZIPファイルにアクセスできるようになります。
参照項目 | FILENAMEステートメント、ZIPアクセス方式 |
要件 | device-typeは、ステートメントのfilerefの直後に記述する必要があります。 |
動作環境 | 指定するデバイスによっては、さらに情報を指定することが必要になる場合があります。DISK以外の値を指定する前に、各動作環境向けのSASドキュメントを参照してください。動作環境によっては、ここで説明した値の他に使用できる値が存在する場合があります。 |
参照項目 | FILENAMEステートメント、SFTPアクセス方式 |
外部ファイルの物理名です。物理名には動作環境で判別できる名前を指定します。
動作環境 | 外部ファイルの物理名を指定する方法の詳細については、各動作環境向けのSASドキュメントを参照してください。 |
ヒント | 外部ファイルにファイル参照名を割り当てる場合は、external-fileを指定します。 |
ファイル参照名には、1つのファイルまたは集約記憶域を関連付けることができます。 |
外部ファイルからの読み込みや外部ファイルへの書き込みに使用するエンコーディングを指定します。ENCODING=の値は、外部ファイルのエンコーディングが現在のセッションエンコーディングとは異なることを示しています。
デフォルト | SASでは、外部ファイルのエンコーディングがセッションエンコーディングと同じであるとみなします。 |
制限事項 | エンコーディングオプションはすべてのデバイスでサポートされているわけではありません。詳細については、各オペレーティングシステム向けのSASドキュメントを参照してください。 |
参照項目 | エンコーディングの有効な値については、XisError: No pubcode in link data found for nlsrefを参照してください。 |
例 | 外部ファイル読み込み時のエンコードの指定 |
現在割り当てられている1つまたは複数のファイル参照名の関連付けを取り消します。
ヒント | 1つのファイル参照名の関連付けを取り消すには、filerefを指定します。現在割り当てられているファイル参照名の関連付けをすべて取り消すには、_ALL_を指定します。 |
現在割り当てられているすべてのファイル参照名に対して、CLEAR引数またはLIST引数を適用するように指定します。
1つまたは複数のファイルの属性をSASログに書き込みます。
操作 | 1つのファイルの属性を書き込むには、filerefを指定します。現在のセッションにあるファイル参照名を含むすべてのファイルの属性を書き込むには、_ALL_を指定します。 |
filename sales 'your-input-file'; data jansales; /* specifying a fileref */ infile sales; input salesrep $20. +6 jansales febsales marsales; run; data jansales; /* physical filename in quotation marks */ infile 'your-input-file'; input salesrep $20. +6 jansales febsales marsales; run;
filename green 'your-input-file'; libname save 'SAS-library'; data save.vegetable; infile green; input lettuce cabbage broccoli; run;
filename sales 'aggregate-storage-location';
data total1;
infile sales(region1);
input machine $ jansales febsales marsales;
totsale=jansales+febsales+marsales;
run;
data total2;
infile sales(region2);
input machine $ jansales febsales marsales;
totsale=jansales+febsales+marsales;
run;
filename out printer operating-environment-option;
data sales;
file out print;
input salesrep $20. +6 jansales
febsales marsales;
put _infile_;
datalines;
Jones, E. A. 124357 155321 167895
Lee, C. R. 111245 127564 143255
Desmond, R. T. 97631 101345 117865
;
filename show terminal; data sales; file show; input salesrep $20. +6 jansales febsales marsales; put _infile_; datalines; Jones, E. A. 124357 155321 167895 Lee, C. R. 111245 127564 143255 Desmond, R. T. 97631 101345 117865 ;
libname myfiles 'SAS-library'; filename extfile 'external-file' encoding="utf-8"; data myfiles.unicode; infile extfile; input Make $ Model $ Year; run;
libname myfiles 'SAS-library'; filename outfile 'external-file' encoding="utf-8"; data _null_; set myfiles.cars; file outfile; put Make Model Year; run;