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label:ステートメント

他のステートメントから参照されるステートメントを識別します。

該当要素: DATAステップ
カテゴリ: 制御
種類: 宣言

構文

引数

label

SAS名を指定します。SAS名の後ろにはコロン(:)が必要です。label引数は必ず指定する必要があります。

ステートメント

ヌルステートメント(;)など、実行ステートメントを指定します。statement引数は必ず指定する必要があります。

制限事項 DATAステップ内では、同一のラベルを複数のステートメントに指定できません。
DATAステップ内のステートメントにラベルを設定する場合、同じステップ内のステートメントやオプションからはそのラベルを参照する必要があります。
ヒント ヌルステートメントにもラベルを設定できます。:
ABC:;

詳細

ステートメントラベルは、GO TOステートメント、LINKステートメント、FILEステートメントのHEADER=オプション、INFILEステートメントのEOF=オプションのいずれかで参照されるステートメントを識別します。

比較

LABELステートメントは、説明を示すラベルを変数に割り当てます。ステートメントラベルは、同一のDATAステップ内でGO TOステートメントなどの他のステートメントから参照される1つのステートメントまたはステートメントのグループを識別します。

例: 別のステートメントへの移動

この例では、Stock=0であれば、GO TOステートメントはSASをreorderというラベルが設定されているステートメントに移動します。Stockの値が0でなければ、RETURNステートメントまで処理を続行した後、次のオブザベーションを処理するためにDATAステップの先頭に戻ります。
data Inventory Order;
   input Item $ Stock @;
      /* go to label reorder: */
   if Stock=0 then go to reorder;
   output Inventory;
   return;
      /* destination of GO TO statement */
   reorder: input Supplier $;
   put 'ORDER ITEM ' Item 'FROM ' Supplier;
   output Order;
   datalines;
milk  0 A
bread 3 B
;

関連項目:

ステートメントオプション:
EOF=label (INFILEステートメント)
HEADER=labelオプション(FILEステートメント)
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