LIBNAMEに3つまたは4つの引数がある場合、次のルールが適用されます。
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第2引数がNULL、すべて空白または長さゼロである場合、結果は動作環境によって異なります。
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第2引数がNULLで、ライブラリ参照名が割り当て済みではない場合、ゼロ以外のリターンコードが返され、SYSMSG関数はエラーメッセージを返します。
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第2引数がNULLで、ライブラリ参照名がすでに割り当てられている場合、LIBNAMEは値0を返し、SYSMSG関数は空白値を返します。
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前述の条件の少なくとも1つが満たされない場合、SASはライブラリ参照名に指定したパス(第2引数)を割り当てようとします。
注: DATAステップでは、間に空白を含まない2つの連続する引用符で構成される文字定数は、長さ0の文字列ではなく単一空白と解釈されます。長さ0の文字列を指定するには、
TRIM関数を使用します。
動作環境の情報: 一部のシステムでは、SAS-library値'' (一重引用符で囲んだ空白)を使用して、ライブラリ参照名を現在のディレクトリに割り当てることができます。その他のシステムでは、SAS-library値に空白のみが含まれている場合は、SASライブラリからライブラリ参照名の割り当てが解除されます。SAS-libraryに単一の空白が指定された場合のLIBNAMEの動作は、お使いの動作環境によって異なります。動作環境によっては、SASセッション以外のシステムコマンドを使用してライブラリ参照名を割り当てることが可能です。
Windows固有: Windows環境では、SAS-libraryを指定しない場合、またはSAS-libraryに' ' (一重引用符で囲んだ空白)または'' (間に空白の入らない一重引用符)を指定した場合、SASはライブラリ参照を割り当て解除します。