MISSING関数
引数が欠損値を含むかどうかの結果を表す数値を返します。
カテゴリ: |
記述統計量 |
文字 |
制限事項: |
この関数は、I18Nレベル2に準拠しており、SBCS、DBCSおよびMBCS(UTF8)での使用目的で設計されています。 |
詳細
-
MISSING関数は、数値式または文字式に欠損値がないかを確認し、結果を数値で返します。引数に欠損値が含まれていない場合、SASは値0を返します。引数に欠損値が含まれている場合、SASは値1を返します。
-
数値式の評価結果が数値欠損値が次の場合、その数値式は欠損とみなされます。., ._, .A, ..., .Z.
-
文字式の評価結果がすべて空白の文字列か長さがゼロの文字列の値を求める場合、その文字式は欠損とみなされます。
比較
MISSING関数には引数を1つのみ指定できます。CMISS関数には複数の引数を指定でき、欠損値の数が返されます。NMISS関数には数値引数が必要で、引数リスト内の欠損値の数が返されます。
例
次の例では、MISSING関数を使用して入力変数に欠損値が含まれているかどうかを確認します。
data values;
input @1 var1 3. @5 var2 3.;
if missing(var1) then
do;
put 'Variable 1 is Missing.';
end;
else if missing(var2) then
do;
put 'Variable 2 is Missing.';
end;
datalines;
127
988 195
;
run;
次の出力がログに書き込まれます。
Variable 2 is Missing.