前のページ|次のページ

CINV関数

カイ2乗分布から分位点を返します。

カテゴリ: 分位点

構文

CINV(p, df<, nc>)

必須引数

p

数値の確率です。

範囲 0 ≤ p < 1

df

数値の自由度パラメータです。

範囲 df > 0

オプション引数

nc

数値の非心度パラメータです。

範囲 nc ≥ 0

詳細

CINV関数は、カイ2乗分布(自由度はdf、非心度パラメータはnc)からp番目の分位点を返します。カイ2乗分布のオブザベーションが返される分位点以下になる確率はpです。この関数では、整数以外の自由度パラメータdfを使用できます。
省略可能なパラメータncを指定していない場合や値が0の場合、心度カイ2乗分布から分位点が返されます。非心度パラメータncは、Xが正規分布に従う確率変数(平均はμ、分散は1)の場合に、X2が非心度カイ2乗分布(df=1、nc = μ2)になるように定義されます。
注意:
ncの値が大きい場合、アルゴリズムが失敗する可能性があります。その場合、欠損値が返されます。
注: CINVは、PROBCHI関数の逆数です。

次に示す最初のステートメントでは、心度カイ2乗分布(自由度は3)から95番目のパーセント点をどのように見つけるのかを示します。2番目のステートメントでは、非心度カイ2乗分布(自由度は3.5、非心度パラメータは4.5)から95番目のパーセント点をどのように見つけるのかを示します。
SASステートメント
結果
q1=cinv(.95, 3);
7.8147279033
a2=cinv(.95, 3.5, 4.5);
7.504582117

関連項目:

関数:
前のページ|次のページ|ページの先頭へ