前のページ|次のページ

CALL RANNORルーチン

正規分布からランダム変量を返します。

カテゴリ: 乱数

構文

CALL RANNOR(seed, x);

必須引数

シード

シード値です。CALL RANNORが実行されるたびに、seedの新しい値が返されます。

範囲 seed < 231 - 1
seed ≤ 0の場合、シードストリームの初期化に時刻が使用されます。
参照項目 シード値の詳細については、シード値および乱数関数と乱数CALLルーチンのシード値の比較を参照

x

数値変数です。CALL RANNORが実行されるたびに、ランダム変量xの新しい値が返されます。

詳細

CALL RANNORルーチンはseedを更新し、平均が0で分散が1の正規分布から生成された変量xを返します。
シードを調整することで、同一または後続のDATAステップの一部またはすべてのオブザベーションで変量のストリームへの一致または不一致を強制できます。
CALL RANNORルーチンは、RANUNI一様変量のBox-Muller変換を使用します。
乱数CALLルーチンの効果的な使用方法に関する説明と例については、ストリームの開始、停止および再開を参照してください。

比較

CALL RANNORルーチンは、シードおよび乱数ストリームをRANNOR関数よりも高度に制御できます。

この例では、CALL RANNORルーチンを使用します。
data u1(keep=x);
   seed=104;
   do i=1 to 5;
      call rannor(seed, X); 
      output;
   end;
   call symputx('seed', seed);
run;

data u2(keep=x);
   seed=&seed;
   do i=1 to 5;
      call rannor(seed, X); 
      output;
   end;
run;

data all;
   set u1 u2;
   z=rannor(104);
run;

proc print label;
   label x='Separate Streams' z='Single Stream';
run;
CALL RANNORルーチンからの出力
CALL RANNORルーチンからの出力

関連項目:

前のページ|次のページ|ページの先頭へ