SAS Enterprise Guide

SAS Enterprise Guide 7.13

SAS Enterprise Guide 7.13は2016年11月に出荷され、SAS 9.4、9.3、および9.2でサポートされています。

SAS Enterprise Guide 7.13には、次の新機能が含まれています。

新しいDATAステップデバッガは、DATAステッププログラムの論理エラーを見つけられるツールです。DATAステップデバッガでは、プログラム実行時に、プログラム変更の変数値を監視できます。プログラムを行ごとに実行したり、プログラムに特定のブレークポイントを設定したりすることもできます。
ファイルのコピータスクを使用すると、ファイルをローカルコンピュータからSAS Serverに転送したり、SAS Serverからローカルコンピュータに転送したりすることができるようになりました。ファイルのコピータスクは、FTPアプリケーションと同じように機能します。ただし、このタスクではSASプロトコルに依存してファイル転送を完了するので、FTPサーバーは必要としません。
新しいCASへのアップロードタスクを使用すると、既存のSAS 9.4データをSAS Cloud Analytic Services (CAS)にアップロードできます。
このリリースから、デフォルトのグラフ形式がPNGになりました。新しいビルトイングラフタスクのグラフ形式オプションを使用すると、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどのグラフタスクのデフォルト形式を設定できます。
エラーが発生した場合に、プロセスフローの実行を継続するかどうかを指定できます。
サーバーファイルナビゲーションは、現在では、デフォルトでWindowsサーバー上のユーザーのドキュメントフォルダになります。また、ファイルナビゲーションにフォルダショートカットが含まれるようになりました。

詳細については、SAS Enterprise Guideのソフトウェア製品ページを参照してください。

SAS Enterprise Guide 7.12

SAS Enterprise Guide 7.12は2016年2月に出荷されました。ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。

保存機能が更新されて、すべて保存という新しいオプションが組み込まれました。保存オプションのデフォルト動作では、プロジェクトのアクティブ項目が保存されるようになりました。
Microsoft ExcelおよびMicrosoft PowerPoint形式で結果を生成し、その形式に対するオプションを指定することができます。
プログラム、データ、HTML結果、プロセスフローなどのワークスペース内の項目の内容をズームできます。
デフォルトの関連付けられたアプリケーションで外部参照ファイルを開くことができます。
Microsoft Windowsエクスプローラで外部参照ファイルのファイルの場所開くことができます。

SAS Enterprise Guide 7.11

SAS Enterprise Guide 7.11は2015年5月に出荷されました。このリリースでは、SAS Visual Analyticsに対して7.2および7.3リリースを含めて追加サポートを提供しています。ここでは、このリリースの新機能と拡張の一部を説明します。

WHERE式を使用して、迅速にデータをフィルタにかけられます。
SAS Enterprise Guideでソフトウェア更新を自動的にチェックできます。
SAS Visual AnalyticsレポートをPDFにエクスポートできます。
同じプロジェクト内や、別のSAS Enterprise Guideプロジェクトに、プロンプトのコピーと貼り付けを行えます。
お気に入りのリストにデータおよびレポートを追加できます。
クエリビルダの使用時や、フィルタと並べ替えタスクを使用してデータのフィルタと並べ替えを行う際に、大文字と小文字を区別しないフィルタを作成できます。

SAS Enterprise Guide 7.1

SAS Enterprise Guide 7.1は、SAS 9.4、9.3、9.2でサポートされています。新機能と拡張の一部を次に示します。

SAS Enterprise Guide 7.1では、SAS Visual Analytics 6.2、6.3、6.4、7.1との統合がサポートされます。
新しいプログラム履歴機能を使用すると、SAS Enterprise Guideで自分や他のプログラマがプログラムに対して行った変更をトラッキングできます。
指定したテキストをプロジェクトから検索できます。
タスクペインでは、名前、SASプロシジャ、またはキーワードでタスクを検索できるようになりました。事前定義カテゴリまたはSASプロシジャによってタスクのリストにフィルタをかけられます。最近開いたタスクやお気に入りとしてマークしたタスクにすばやくアクセスすることもできます。
SAS StudioおよびMicrosoft Internet Explorer 10 (以降)をマシンにインストールしている場合は、SAS Enterprise GuideでSAS Studioタスクを実行することもできます。
SAS Enterprise Guide 7.1には、新しいLASRへのアップロードタスクが含まれます。これにより、SAS Visual Analyticsでデータにアクセスできるように、SAS LASR Analytic Serverにデータをアップロードできます。
新しいプロジェクトログ要約ウィンドウは、プロジェクトログウィンドウと一緒に表示され、プロジェクトログで生成されたすべてのメッセージの集計リストを含んでいます。
SASマクロ変数ビューアを使用すると、現在のSASセッションで定義されたSASマクロ変数をすべて表示できます。このウィンドウを使用すると、SAS Enterprise Guideでの作業中にマクロ変数に対する変更を確認したり、マクロ式を迅速に評価したりできます。
SASシステムオプションビューアを使用すると、現在のSASセッションに対して定義されたSASシステムオプションをすべて表示できます。
プログラムエディタでスマートハイライトが使用可能です。デフォルトでは、プログラムエディタで単語の選択や検索を行うと、その単語の他の出現箇所もすべてハイライトされます。
複数のテーブルを選択してクエリビルダを開くことができるようになりました。クエリビルダは、名前とデータ型が一致する列がテーブルに含まれている場合、自動的にテーブルを結合します。
プロセスフローのコピーと貼り付けができるようになりました。

SAS Enterprise Guide 6.1

SAS Enterprise Guide 6.1は、SAS 9.4、9.3、9.2でサポートされています。このリリースでは、次の拡張が行われました。

SASハイパフォーマンスツールとの統合。また、SASハイパフォーマンスツールには、ハイパフォーマンスロジスティックとハイパフォーマンス線形回帰分析タスクが追加されました。
新しいログの要約ウィンドウによるプログラマの生産性向上。このウィンドウには、プログラム実行時に生成されたすべてのエラー、警告、注、そして関連する行番号、影響するコードのサンプルがリストされます。
SASプログラムを分析して、国際化対応問題が発生する可能性があるかどうかを判断する機能。国際化対応は、プログラムを最適化して、プログラムを書き直さなくても任意の言語や地域に適合させられるようにするためのプロセスです。プログラムの国際化対応を分析すると、SAS Enterprise Guideで、影響を受ける可能性があるコードの行がリストされ、可能な場合は置換の候補が示されます。
メモを使用して、プロセスフロー、またはプロセスフロー内の特定オブジェクトに情報を追加する機能。
新しいスタンドアロンインストーラやアプリケーションストリーミングサポートなどの管理拡張。新しいインストーラは非常に小容量であるため、System Center Configuration Manager (SCCM)などの事前設定ツールを使用した場合は特に、分散配置でのインストールが容易になります。詳細については、SAS Deployment Wizard and SAS Deployment Manager 9.4: User’s Guide (http://support.sas.com/deploywizug94.html)を参照してください。

SAS Enterprise Guide 6.1M1 (2013年12月出荷)は、SAS Visual Analytics 6.2と6.3と統合されています。この統合により、SAS Visual Analytics DesignerとSAS Visual Analytics Explorerで作成されたレポートを開いたり更新したりすることができます。SAS Visual AnalyticsレポートはSAS Enterprise Guideプロジェクトとともに保存することもできます。