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出力の管理

出力の並べ替え

クエリで使用されるテーブルの1つ以上の列を基準にして、クエリからの出力を並べ替えることができます。
注: 出力対象として選択されていない列で出力テーブルを並べ替えることができます。
出力を並べ替えるには、次の操作を実行します。
  1. クエリウィンドウで、並べ替えタブをクリックします。
  2. 並べ替えタブに1つ以上の列を追加するには、それらの列を列リストから並べ替えタブにドラッグします。また、並べ替えタブのツールバーで行の追加ボタンをクリックし、列の選択ウィンドウから1つ以上の列を選択することもできます。
  3. データを並べ替える列の並べ替えボックスをクリックします。ドロップダウンリストから、昇順または降順を選択します。デフォルトの並べ替え方向は昇順です。
    並べ替えタブを示すクエリウィンドウ
  4. 複数の列で並べ替える場合、まず出力テーブルは、1番目にリストされている列で並べ替えられます。1番目の列の各レベル内で、行がリストの2番目の列で並べ替えられ、以降も同様に処理されます。並べ替え順序を変更するには、列を選択し、行を上に移動ボタン行を下に移動ボタンをクリックしてリスト内で列を上下に移動します。

出力での重複行の排除

クエリのタイプによっては、同じ行が複数出力される場合があります。通常、これらの重複行は使用しないため、SAS Studioを使用して同じ行を1つだけ保持し、重複を排除できます。
重複行を排除するには、選択タブをクリックし、重複しない行のみ選択するチェックボックスを選択します。

出力のグループ化

要約列を作成した場合、1つの列の値に基づいてデータをグループに分類するよう選択できます。これは、SQLクエリでGROUP BY句を使用することに相当します。たとえば、生徒のグループの平均身長を計算している場合、結果を年齢別にグループ化して、各年齢グループの平均身長を確認できるようにします。
デフォルトでは、グループタブのグループを自動選択するオプションが選択されています。このオプションが選択されていて、1つの列に対して要約関数を実行しているとき、クエリは要約関数を実行していないすべての列によってグループ化されます。クエリをグループ化する基準となる列のリストを編集できます。
出力をグループ化するには、次の操作を実行します。
  1. クエリウィンドウで、グループタブをクリックします。
  2. グループタブに1つ以上の列を追加するには、それらの列を列リストからグループタブにドラッグします。また 行の追加ボタングループタブのツールバーでクリックして、1つ以上の行を 行の選択 ウィンドウで選択します。
    注: 自動的に選択された列をすべてグループタブから削除するには、グループを自動選択するオプションをクリアします。
    グループタブを示すクエリウィンドウ
  3. データのグループ化における列の使用順序を変更するには、移動する列を選択し、行を上に移動ボタン行を下に移動ボタンをクリックします。
次の例は、各年齢グループで生徒の平均体重を見付ける方法を示しています。最初に、Age列とWeight列をSelectタブに追加し、Weight列でAVG要約関数を選択します。
要約関数を示すクエリウィンドウ
生徒の平均体重を年齢別に表示するため、クエリをAge列でグループ化します。結果には、次のように平均体重が年齢グループごとに示されます。
グループタブを示すクエリウィンドウ
注: デフォルトでは、クエリによって結果のテーブルが生成されます。結果のレポート(結果タブに表示される)を生成するには、クエリの出力タイプとしてレポートを指定する必要があります。詳細については、結果の保存を参照してください。

結果の保存

結果は、データテーブル、データビューまたはレポートの3つのいずれかの形式で生成できます。
結果をデータテーブルまたはデータビューとして保存する場合は、使用するライブラリとファイル名を指定できます。ライブラリとファイル名を指定しない場合、結果はWorkライブラリに保存されます。
結果の形式を指定するには、次の操作を実行します。
  1. クエリウィンドウで、設定タブをクリックします。
  2. プロパティタブをクリックします。結果エリアで、出力の種類ドロップダウンリストから使用する形式を選択します。
    Report
    HTML、PDFまたはRTFファイル形式でダウンロードできるレポートとしてクエリ結果を保存します。この形式のクエリ結果は、クエリを再実行するまで更新されません。この形式のクエリ結果に対してSASタスクを実行できません。
    Table
    SASタスクの実行対象にできる、静的データテーブルとしてクエリ結果を保存します。この形式のクエリ結果は、クエリを再実行するまで更新されません。デフォルトでは、データテーブルはWorkライブラリに保存されます。
    表示
    SASタスクの実行対象にできる、動的データビューとしてクエリ結果を保存します。データビュー形式でクエリ結果を開くたびに、クエリで使用されているデータへの変更を反映して結果が更新されます。デフォルトでは、データビューはWorkライブラリに保存されます。
結果を特定の場所に保存するには、次の操作を実行します。
  1. クエリウィンドウで、設定タブをクリックします。
  2. プロパティタブをクリックします。結果エリアで、結果を保存するライブラリの名前を出力の場所ボックスに入力します。
  3. 結果の名前を指定するには、使用する名前を出力名ボックスに入力します。

クエリの実行

クエリのすべての基準を指定した後に、クエリウィンドウのツールバーで実行ボタンをクリックして結果を生成できます。 出力データはワークスペースの別のタブに表示されます。
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