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データのインポート

データのSAS Studioへのインポートについて

以下の種類のデータをSAS Studioにインポートすることができます。
  • Microsoft Accessデータベースファイル。これらのファイルをインポートするにはSAS LIBNAMEステートメントを使用する必要があります。
  • 区切りファイル(カンマ区切り値を持つファイルなど)。
  • dBASE 5.0、IV、III+、III。
  • Stataファイル。
  • Microsoft Excelファイル。XLSBおよびXLSMファイルをインポートするにはSAS LIBNAMEステートメントを使用する必要があります。
  • JMPファイル。
  • Paradox DBファイル。
  • SPSSファイル。
  • Lotus 1-2-3ファイル(リリース2、3、4、5)。
SAS Studio Enterprise EditionまたはSAS Studio Basic Editionを使用している場合には、データファイルはユーザーのローカルコンピュータに保存されていることもあります。この場合、ファイルをインポートする前にそれをSAS Studioにアップロードする必要があります。
別のロケールからのデータを正しくインポートできるかどうかは、インポートするデータのロケールをSASサーバーがサポートしているかどうかに依存します。現在のロケールと異なる文字を含むデータをインポートする場合、データをインポートするためにユニコード(UTF-8)サーバーを使用します。UTF-8サーバーを使用せず、データのロケールがサポートされていない場合、サポートされていない値は、インポートしたデータ内で疑問符(?)として表示されることがあります。デフォルトテキストエンコーディングオプションを設定する方法の詳細については、全般プリファレンスの設定を参照してください。
注: リモートファイル(FTPファイルショートカットを介して利用可能なファイル)をインポートすることはできません。

Excelワークシートのインポート

Excelワークシートをインポートするには、次の操作を実行します。
  1. ナビゲーションペインでサーバーファイルとフォルダをクリックして、インポートするファイルを探します。
  2. インポートするファイルを右クリックし、データのインポートを選択します。データのインポートタブの上部にこのExcelファイルの名前と場所が表示されます。また、カスタマイズ可能ないくつかのオプションも示しています。
    この例では、as_products.xlsファイルのインポートを示します。
    例のファイル情報とオプション
  3. 特定のワークシートからデータをインポートするには、ワークシート名ボックスにそのワークシートの名前を入力します。デフォルトでは、SAS Studioは最初のワークシートからデータをインポートします。
  4. 出力データセットを保存する場所を指定するには、変更をクリックします。デフォルトでは、出力データセットは、一時的な場所であるWorkライブラリに保存されます。このライブラリの内容は、SAS Studioを終了すると削除されます。
  5. ワークシートの最初の行のデータ値からSAS変数名を生成するには、SAS変数名の生成を選択します。入力ファイルの最初の行のデータ値が読み取られ、それが、空白などSAS名には有効ではない特殊文字を含む場合、SASは、その文字をアンダスコア文字に変換します。
  6. Excelワークシートをインポートするには、実行をクリックします。
結果タブに新しいSASデータセットの属性が表示されます。
新しいSASデータセットの属性
出力データタブに新しいデータセットの内容が表示されます。このデータセットがWorkライブラリ内にある場合(この例のように)、より恒久的な場所に保存することができます。Workライブラリ内のデータは一時的なものであり、SAS Studioを終了すると削除されます。
インポートツールの結果

区切りファイルのインポート

注: いくつかの区切りファイルでは(.dat拡張子を持つファイルなど)、インポートツールを使用できない場合があります。これらの区切りファイルをインポートするには、ファイルをテキストファイルとして保存します。すると、インポートツールを使用することができます。
区切りファイルをインポートするには、次の操作を実行します。
  1. ナビゲーションペインでサーバーファイルとフォルダをクリックして、インポートするファイルを探します。
  2. ファイルの区切り記号を決定するには、ファイル名を右クリックしてテキストファイルとして表示を選択します。ファイルの内容がテキストエディタで開いて表示されます。値の間に使用されている区切り記号とデータの最初の行に見出しが含まれているかどうか確認します。
  3. このファイルの区切り記号を決定したら、新規オプションボタンをクリックして新規インポートデータを選択します。SAS Studioワークスペースでデータのインポートタブが開きます。
  4. 選択したテキストをナビゲーションペインのサーバーファイルとフォルダからデータのインポートタブへドラッグします。データのインポートタブの上部にファイルのプロパティ(保存されたファイルのファイル名や場所など)、インポートしたデータソースの名前、およびユーザーが指定できる任意のオプションが表示されます。データのインポートタブの下部には、生成されたSASコードが表示されます。
    この例では、FixWidth.txtというテキストファイルのインポートを示しています。
    テキストファイル例のファイル情報とオプション
  5. 出力データセットを保存する場所を指定するには、変更をクリックします。デフォルトでは、出力データセットは、一時的な場所であるWorkライブラリに保存されます。このライブラリの内容は、SAS Studioを終了すると削除されます。
  6. テキストファイルの最初の行のデータ値からSAS変数名を生成するには、SAS変数名の生成を選択します。入力ファイルの最初の行のデータ値が読み取られ、それが、SAS名には有効ではない特殊文字(空白など)を含む場合、SASは、その文字をアンダスコア文字に変換します。
  7. 区切り記号ボックスにファイル内の値の区切り記号を入力します。デフォルトの区切り記号はスペースです。区切り記号の例としては、コンマ(,)とタブがあります。
    注: 区切り記号の指定に16進数の値を使用する場合、引用符の区切り記号チェックボックスを選択する必要はありません。
  8. (オプション)区切りテキストファイルの指定行からデータの読み出しを開始するには、データの読み取り開始行ボックスに開始行を入力します。テキストファイルの先頭にコメントがあるか、ファイルの最初の行が列見出しである場合、このオプションを使用することもできます。
  9. (オプション)SAS Studioが適切なデータの種類と変数の長さを決定するためには、Guessing rowsボックスに値を入れます。タスクは、1行目から指定した番号まで入力データファイルをスキャンします。デフォルトでは、最初の20行がスキャンされます。
  10. データをインポートするには、実行をクリックします。
インポートされたデータセットの属性を表示するには結果タブをクリックします。
Work.Importデータセットの属性
出力データタブをクリックして新しいSASデータセットを表示します。このデータセットがWorkライブラリ内にある場合(この例のように)、より恒久的な場所に保存することができます。Workライブラリ内のデータは一時的なものであり、SAS Studioを終了すると削除されます。
Work.Importデータセット

DBMSファイルのインポート

データベース管理システム(DBMS)からファイルをインポートするとき、利用可能なオプションは、ファイルの種類によって異なります。サポートされているファイルの種類の一覧は、データのSAS Studioへのインポートについてを参照してください。
  1. ナビゲーションペインでサーバーファイルとフォルダをクリックして、インポートするファイルを探します。
  2. インポートするファイルを右クリックし、データのインポートを選択します。データのインポートタブが開きます。このタブで使用できるオプションは、ファイルの種類によって異なります。
  3. 出力データセットを保存する場所を指定するには、変更をクリックします。デフォルトでは、出力データセットは、一時的な場所であるWorkライブラリに保存されます。このライブラリの内容は、SAS Studioを終了すると削除されます。
  4. (オプション)ワークシートの最初の行のデータ値からSAS変数名を生成するには、SAS変数名の生成を選択します。入力ファイルの最初の行のデータ値が読み取られ、それが、空白などSAS名には有効ではない特殊文字を含む場合、SASは、その文字をアンダスコア文字に変換します。
  5. ファイルをインポートするには、実行をクリックします。

プロセスフローでのファイルのインポート

SASビジュアルプログラマパースペクティブを使用している場合、プロセスフローを使用してデータをインポートすることができます。インポートするファイルが頻繁に更新される場合、インポートノードを追加することもできます。
インポートノードを作成するには、プロセスフローにインポートするファイル名をドラッグします。
以下にプロセスフロー内のインポートノード(Import as_products.xlsと呼ばれる)の例を示します。次にインポートしたデータは、要約統計量タスクで使用されます。
プロセスフロー1

インポートタスクの保存

特定のファイルをインポートするこれらの設定を同じサイトの他のユーザーと共有するために、データのインポートツールのインスタンスを保存することができます。SAS Studioは、これらのインスタンスをCTLファイルとして保存します。CTLファイルは、作成されたのと同じ動作環境で実行する必要があります。たとえば、Windowsを使用してCTLファイルを作成した場合、このCTLファイルは、Windowsで実行する必要があります。
インポートタスクを保存するには、次の操作を実行します。
  1. 保存アイコンをクリックします。
    データのインポートタスク内の保存アイコンの場所
  2. 名前を付けて保存ウィンドウで名前と場所を指定して保存をクリックします。ファイルは、CTLの拡張子で保存されます。
    名前を付けて保存ウィンドウの例
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