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列の積み上げタスク

列の積み上げタスクについて

列の積み上げタスクは、入力データセット内の選択した列がオブザベーションに転置されるようこれらの列を再構成して出力データセットを作成します。出力データセットを使用して入力データセットの複数の列にわたって値を分析することができます。オブザベーションをグループ化する場合、選択した列は、グループ化値のユニークな組み合わせに基づくサブグループに分割されます。各サブグループは、出力データセットの行を形成します。
このタスクは、各オブザベーションが複数の列に同じ種類のデータを含むデータセットがあり、複数の列にわたってデータを分析したい場合に便利です。たとえば、地域の様々な場所の毎月の温度測定値を含む列を転置することができます。出力データセットは、1つの列に場所ごとの毎月の温度測定値を含みます。

例:CLASSFITデータセット内の列の積み上げ

  1. タスクセクションで、データフォルダを展開し、列の積み上げ/分割をダブルクリックします。列の積み上げ/分割タスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  2. データタブで、SASHELP.CLASSFITを入力データセットとして選択します。
    以下は、Sashelp.Classfitデータセットの名前、性別、年齢、身長、体重変数です。
    タスクを実行する前のSASHELP.CLASSFITデータセット
  3. 選択方法ドロップダウンリストで、列の積み上げを選択します。
  4. 積み上げ列役割に、下側平均上側平均変数を割り当てます。
  5. 出力タブに、新しい列の名前としてCLMを入力します。
  6. これらの変数を出力データセットに他の変数を含める役割に割り当てます。
    • 名前
    • 性別
    • 年齢
    • 身長
    • 体重
    • 予測
  7. タスクを実行するには、実行をクリックします。
結果には3つの新しい変数が含まれています。_Case_、_Level_、CLM。_Case_変数には、ケースIDが含まれています。ケースは、個々の学生のデータです。_Level_変数には、積み上げた列の名前が含まれています。新しいCLM変数には、上側平均または下側平均の値が含まれています。
列の積み上げタスクの出力データ

積み上げた列の作成

積み上げた列を作成するには、次の操作を実行します。
  1. 入力データソースを選択した後、手法ドロップダウンリストから列の積み上げを選択します。
  2. 次の役割に変数を割り当てます。
    役割
    説明
    役割
    積み上げる列
    積み上げる値を含む列を指定します。
    追加役割
    グループ分析
    BYグループを形成するために使用する変数を指定します。
  3. 出力タブで、次のオプションを設定します。
    オプション名
    説明
    出力データセット
    新しい列の名前
    積み上げた値をすべて含む新しい列の名前を指定します。
    ケースID
    ケースのID
    特定のケースを識別する値を含む新しい列の名前を指定します。タスクがケース変数を作成するのか、ユーザーが入力データセットからID変数を選択するのかを選択することができます。
    ケースIDの新しい列名
    ケースIDの値を含む新しい列の名前を指定します。
    水準ID
    積み上げた列の水準を含む列の名前
    水準を含む新しい列の名前を指定します。
    出力データセットに他の変数を含める
    入力データセットから、出力データセットに含める他の変数を選択することができます。
    出力データセットを表示する
    出力データを表示する
    出力データを結果タブに表示される結果に含めるかどうかを指定します。出力データの全部または一部を含めることができます。タスクは、常に出力データタブに表示される出力データセットを作成します。このデータセットは、指定した場所にも保存されます。
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