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データの特性分析タスク

データの特性分析タスクについて

データの特性分析タスクは、入力データセット内の変数を説明するテーブルやグラフの要約レポートを作成します。このタスクは、データの主な特性を説明する度数と単変量のSASデータセットも作成することができます。データの特性分析タスクは、新しいデータセットを使用して作業しているときに有用で、データ内の変数のスコープと範囲をより詳しく理解するこを可能にします。

例:データの特性分析タスク

この例では、Sashelp.Pricedataデータセットのコンテンツについての理解を深めます。
この例を作成するには、次の操作を実行します。
  1. タスクセクションで、データフォルダを展開し、データの特性分析をダブルクリックします。データの特性分析タスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  2. データタブで、SASHELP.PRICEDATAデータセットを選択します。
  3. 次の役割に列を割り当てます。
    役割
    列名
    自動特性分析
    変数
    売上
    カスタム特性分析
    カテゴリ変数
    regionName
    日付変数
    日付
  4. タスクを実行するには、実行をクリックします。
結果の一部を次に示します。
カテゴリ変数の度数
数値変数の記述統計量
最小日と最大日

役割へのデータの割り当て

データの特性分析タスクを実行するデータソースを選択し、特性分析を行う変数を少なくとも1つ選択する必要があります。このタスクは、自動特性分析を使用して変数の種類を決定します。ただし、カスタム特性分析オプションを使用して、この特性分析をオーバーライドすることができます。たとえば、Sashelp.Classデータセットでは、年齢は自動的に数値変数として扱われます。分析で年齢の各値をグループとして扱いたいので、この特性分析をオーバーライドして、カテゴリ変数として扱われるべき年齢を指定することができます。
役割
説明
自動特性分析
変数
分析する変数を指定します。
カスタム特性分析
カテゴリ変数
生成する度数表を指定します。
日付変数
分析する日付変数を指定します。
役割
グループ変数
選択した1つ以上の変数によってテーブルが並べ替えられ、異なる値ごと、あるいは変数または変数の組み合わせのグループ別にリストが生成されることを指定します。

オプションの設定

オプション名
説明
カテゴリ変数
度数表
結果に度数表を表示します。
度数チャート
結果に度数チャートを表示します。
欠損値を有効な水準として処理する
欠損値をテーブル内のすべての変数の有効な非欠損水準として扱います。
カテゴリ値を制限する
一元度数表に表示する変数水準の最大数を指定します。
数値変数
記述統計量
変数役割に割り当てる任意の数値変数の記述統計量を表示します。
ヒストグラム
変数役割に割り当てる任意の数値変数のヒストグラムを表示します。
日付変数
最小日と最大日を表示する
日付変数役割に割り当てる各変数の最小と最大日付を表示します。
度数プロット
結果に度数プロットを表示します。
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