前のページ|次のページ

デザイナでのパラメータの使用

計算、表示ルール、フィルタおよびランクでパラメータを使用できます。パラメータを作成、変更および管理するには、左ペインのデータタブを使用します。
デザイナでは次の種類のコントロールがパラメータをサポートします。
  • ドロップダウンリストコントロールでは、任意の単一値パラメータが受け入れられます。
  • リストコントロールでは、複数選択が有効な場合のみ、複数値パラメータが受け入れられます。
  • ボタンバーコントロールでは、任意の単一値パラメータが受け入れられます。
  • テキスト入力フィールドコントロールでは、文字または数値のパラメータがサポートされています。日付または日時のパラメータはサポートされていません。
  • スライダ(単一ポイントのみ)では、数値、日付および日時パラメータが受け入れられます。月形式または日付と時刻形式のパラメータは受け入れられません。
スライダコントロールまたはテキスト入力コントロールに数値パラメータを割り当てられます。ただし、コントロールに割り当てられたカテゴリデータも数値型の場合は、ドロップダウンリストコントロール、リストコントロール、またはボタンバーコントロールに数値パラメータを割り当てることができます。数値カテゴリデータアイテムは、メジャーデータアイテムとして開始された後、その分類プロパティがメジャーからカテゴリに変更されたものです。詳細については、例: レポート内の数値パラメータの使用を参照してください。
デザイナでは次の機能でパラメータが使用されます。
計算
計算アイテムおよび集計メジャーはパラメータを許可します。パラメータは、数値、文字値、日付値、日時値のいずれかを指定することが妥当な場合にサポートされます。複数値パラメータは、In演算子とNotIn演算子でのみ使用できます。
表示ルール
数値パラメータは式ルールの値として指定できます。
注: 表示ルールでは、文字、日付、日時、複数値のいずれのパラメータも使用できません。
フィルタ(詳細フィルタ、集計フィルタおよびデータソースフィルタ)
数値、文字値、日付値、日時値のパラメータは、数値、文字値、日付値、日時値を指定することが妥当な場合にサポートされます。複数値パラメータは、In演算子とNotIn演算子でのみ使用できます。
データソースフィルタは特殊なケースです。通常、データソースフィルタはキャンバス上のすべてのレポートオブジェクトに適用されます。ただし、データソースフィルタがパラメータを含んでいると、そのフィルタはパラメータが割り当てられているコントロールに適用されません。
ランク
ランクの場合、ランクのn値向けにパラメータを含めることができます。上位カウントまたは下位カウントおよび上位パーセントまたは下位パーセントでサポートされます。
注: ランクでは、文字、日付、日時、複数値のいずれのパラメータも使用できません。
URL
レポートURL内のパラメータは変更可能です。
たとえば、レポートのURLがhttp://host/SASVisualAnalyticsDesigner/?reportPath=%2FUser%20Folders%2Fsasdemo%2 FMy%20Folder&reportName=Parameterized%20Calculations%20DR&type=Report.BI&Origin%20Parameter=Europe&Cost%20of%20gas=3.35だとします。
最初のパラメータはOrigin Parameterで、異なる国名を指定できます。2番目のパラメータはCost of gasで、さまざまな費用を指定して、異なるガス価格でレポートがどう変化するかをみることができます。
注: パラメータを使って認証情報を渡すことはできません。ただし、認証情報はパラメータの値として使用できます。
注: URLパラメーターを使用して複数値パラメーターに値を指定することはできません。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ
最終更新: 2019/12/12