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ログ構成の調整

ログディレクトリ

標準的な構成では、ログは次のようにSAS構成ディレクトリ内に保存されます。
  • ログ構成ファイルは、/Web/Common/LogConfigにあります。
    注: _apm接尾辞が付いたログ構成ファイルは、SAS Environment Managerが将来使用するためのものです。これらのファイルを変更しないでください。
  • 生成されたログは、/Web/Logs/server内にあります。生成されたログの正確な場所については、中間層マシン(Webアプリケーション用)および計算層マシン(サーバー用)上にあるSAS-configuration-directory/Documents/Instructions.htmlファイルを確認してください。
    UNIXの例:
    /opt/sas/config/Lev1/Documents/Instructions.html
    Windowsの例:
    C:\sas\Config\Lev1\Documents\Instructions.html
注: SAS Visual Statisticsのログは、SAS Visual Analytics Explorerのログに含まれています。

ログレベルの変更

注意:
過度なログはパフォーマンスを低下させる可能性があります。
TRACEログレベルとDEBUGログレベルは、SASテクニカルサポートから指示されない限り使用しないでください。診断が完了した後またはSASテクニカルサポートの指示に従って、忘れずにログレベルを元に戻してください。
ログレベルを変更する場合、SAS Web Administration Consoleで一時的な動的変更を実施することを推奨します。SAS Intelligence Platform: Middle-Tier Administration GuideAdministering Logging for SAS Web Applicationsを参照してください。
動的変更を実施するかわりに、該当するログ構成ファイルを直接編集することもできます(ファイルのバックアップコピーの作成後)。
エクスプローラをデバッグするためにログレベルを変更する例を次に示します。
  1. SASVisualAnalyticsExplorer-log4j.xmlファイルで、ログレベルをDEBUGに変更します。
    <category additivity="false" name="com.sas.biv">
    <level value="DEBUG"/>
    <appender-ref ref="SAS_CONSOLE"/>
    <appender-ref ref="SAS_INFO_FILE"/>
    </category>
  2. SAS Web Application Serverを再起動します。

サブミットされたコードのロギング

データビルダーのログやAdministratorのログにSASログを含めるには次の操作を行います。
  1. SASVisualDataBuilder-log4j.xmlファイルおよびSASVisualAnalyticsAdministrator-log4j.xmlファイル内にある SAS Job submissionセクションのコメントを削除します。
  2. SAS Web Application Serverを再起動します。
ヒント
関連する機能はユーザープリファレンスにより提供されます。 SAS ステートメントとしてアクションを記録を参照してください。

LASR操作のロギング

デザイナやWebビューアからSAS LASR Analytic Serverに発行されるコマンドをログに書き込むには、次の操作を行います。
  1. SASVisualAnalyticsDesigner-log4j.xmlファイルおよびSASVisualAnalyticsViewer-log4j.xmlファイルのlogging contextsセクション内にあるcom.sas.lasr.commandカテゴリのタグのコメントを削除します。
  2. SAS Web Application Serverを再起動します。

アクセス拒否のロギング

メタデータ層のアクセス拒否は、次のようにログに記録されます。
  • Administratorやデータビルダからの要求の場合、アクセス拒否はLASR認証ログ(SASLASRAuthorizationVersion.log)に記録されます。
  • 他のSAS Visual Analyticsアプリケーションからの要求の場合、アクセス拒否はそれぞれのアプリケーションのログファイル(たとえば、SASVisualAnalyticsExplorerVersion.log)に書き込まれます。
各ログエントリには、アクセス拒否の理由に関する情報が記述されているため、これを見れば、どのユーザーに、どのメタデータオブジェクトに関するどのアクセス許可が欠落していたかが分かります。

SAS Mobile BIのロギング

SAS Mobile BIのロギング構成は、SASVisualAnalyticsTransport-log4j.xmlファイルで定義されます。
viewerservices.validate.schema.*プロパティを使用すると、SAS Mobile BIでのレポート表示のログを増やせます。 トランスポートサービスプロパティを参照してください。

Platform Serverのロギング

SAS Intelligence Platform: System Administration GuideAdministering Logging for SAS Serversを参照してください。
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最終更新: 2018/10/24