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レポート配信のサポート

概要

このトピックでは、デザイナが提供するレポート配信機能を管理者がサポートする方法を紹介します。ユーザー向けの手順については、SAS Visual Analytics: ユーザーガイドSharing Reports with Other Usersを参照してください。
次に、キーポイントを示します。
  • デザイナでは、ファイル次にレポートの配信メニューアイテムは、レポートの配信機能を持つユーザーのみが利用できます。
  • デザイナのみを使用して、SAS Visual Analyticsレポートをスケジュールおよび配信します。(SAS管理コンソールにSchedule Managerプラグインを使用して、デザイナで利用できないオプションを設定すると、レポートジョブはデザイナとの互換性がなくなる可能性があります。)
  • レポート配信のログ出力は、SAS Visual Analytics Hyperlink Servicesログにあります。ロギングコンテキストは com.sas.bicommon.distributionです。 ログ構成の調整を参照してください。
  • レポートジョブと配信(ジョブフロー)は、構成プロパティが参照するフォルダの下にあるユーザー固有のフォルダに格納されます。 va.baseSchedulingFolderを参照してください。

スケジュールサーバーについて

レポート配信は、配信された処理中スケジューリングを使用します。Scheduling in SASSetting Up Scheduling Using SAS Distributed In-Process Scheduling を参照してください。
サブタイプがVisual Analytics Scheduled Distribution であるSAS Java Batch Serverが必要となります。この事前定義されたSAS Java Batch Serverの名前はVisual Analytics Scheduled Distributionになります。

メールの添付ファイルのサイズについて

サイズ制限の定義方法

レポートは、メールメッセージに添付されたPDFファイルとして配信されます。メールのサイズ制限は次のように確立されます。
  • ほとんどのメールシステムでは添付ファイルのサイズを制限しています。サイズが原因でメールシステムにより添付ファイルが拒否された場合、それ以降のレポート配信では、それと同じ(またはより大きな)サイズのメールの送信を試みる際に特殊な処理が使用されます。レポート配信機能が持つメールシステムのサイズ制限に関する知識は、SAS Web Application Serverが再起動した時点でリセットされます。
  • 構成プロパティva.distribution.email.aggregate.attachments.mb およびva.distribution.email.attachment.mbを使用すると、サイズ制限を明示的に設定できます。 構成プロパティの設定方法を参照してください。
    ヒント
    レポート配信機能は、メールシステムからの実際の拒否に適合するため、サイズ制限を明示的に指定する必要はほとんどありません。

サイズ超過のメール添付ファイルを処理する方法

既知のサイズ制限を超える添付ファイルを含むレポート配信メールの場合、次の処理が行われます。
  • 複数の添付ファイルが存在する場合、レポート配信機能は、それらの添付ファイルを複数のメッセージに分けて配信しようとします。レポート配信を要求したユーザーには、複数のメールが送信されたことが通知されます。
  • サイズ制限を超えている個々の添付ファイルは、メールから削除されます。このメールには、サイズ制限が理由で添付ファイルが削除されたことが示されています。
レポート配信メールが(既知でない)サイズ制限が原因でメールシステムにより拒否された場合、レポート配信機能が持つメールシステムのサイズ制限に関する知識が更新され、その拒否が反映されます。
注: サイズ制限を(構成プロパティで)明示的に設定した場合、有効となる新しい制限は、構成済みの制限よりも低くなります。
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最終更新: 2018/10/24