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分散サーバー: 並列ロード

概要

SAS Visual Analyticsは、可能な場合はいつでも、データを並列にロードします。このトピックでは、SAS Visual Analyticsがサポートする並列ロード方式について概説します。
注: 一部の方式およびプロバイダは、配置によっては構成できず利用できない場合もあります。SAS Visual Analytics: Installation and Configuration Guide (Distributed SAS LASR)を参照してください。

方式: 共存ストレージ

トポロジ:
ストレージと分析ノードは同じマシン上に存在する必要があります。
プロバイダ:
パターン:
対称。ストレージと分析ノード間には1対1の対応が存在する必要があります。
SASHDAT:
共存HDFSでは、データはSASHDAT形式でステージングされます。
ドット区切り形式のHDFSソースパス、または旧式のライブラリ参照名。
使用法:
ロードの管理を参照するか、またはデータビルダを使用します。

方式: NFSマウントされたストレージ

トポロジ:
ストレージクラスタを分析クラスタから分離できます。1
プロバイダ:
MapR。SAS LASR Analytic Server: Reference GuideMapR Distribution for Apache Hadoopを参照してください。
パターン:
非対称。ストレージと分析ノード間の1対1の対応は必要ありません。
SASHDAT:
データがSASHDAT形式でステージングされます。
ドット区切り形式のNFSソースパス。
使用法:
ロードの管理を参照するか、またはデータビルダを使用します。
1トポロジに関係なく、SAS LASR Analytic Serverは共存しているかのようにデータにアクセスします。

方式: SAS Embedded Process

トポロジ:
ストレージクラスタを分析クラスタから分離できます。
プロバイダ:
各種。2
パターン:
非対称。ストレージと分析ノード間の1対1の対応は必要ありません。
SASHDAT:
データはSASHDAT形式でステージングされません。
任意の有効なライブラリ参照名。
使用法:
ロードの管理を参照するか、データビルダを使用するか、インポート操作を使用します。1
1Embedded Processが利用可能であり、LASRテーブル名がソーステーブル名に一致しており、かつサーバータグがSASライブラリ参照名として有効である場合、ロードは並列となります。
2SAS High-Performance Analytics Infrastructure: Installation and Configuration Guideを参照してください。

次の図に、共存HDFSへのステージング例と、共存HDFSからのローディング例を示します。
共存ストレージへのステージング
tableAを共存HDFSに追加
共存ストレージからのロード
tableAを共存HDFSからロード
NFSマウントされたMapRの場合、ステージングプロセスとロードプロセスは、次を除いて、上記の例と同じです。
  • ストレージクラスタと分析クラスタを分離できる。
  • メタデータオブジェクト名が異なる名前になる。
次の図に、SAS Embedded Processを使用したインポート操作の例を示します。
SAS Embedded Processを使用したインポート
SAS Embedded Processを使用した並列インポート
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最終更新: 2018/10/24