アクセス許可の取得経路

アクセス許可の取得経路は、メタデータ権限層で有効な各アクセス許可のソースを特定します。この情報はトラブルシューティングにとって有益です。この情報は、このIDにはなぜこのアクセス許可が与えられている(または与えられていない)のか？という疑問に答えるものです。

取得経路の答えとして、優先順位度が最も高いアクセスコントロールのみが表示されます。優先順位度が最も高いコントロールが複数存在する場合、すべて表示されます。優先順位の低いコントロールは、答えには表示されません。

取得経路の情報は、オブジェクトの権限ページで確認できます。 権限情報の表示を参照してください。

次の表では、アクセス許可の取得経路の答えの単純な例を示します。それぞれの例では、UserAにFolderAに有効な許可がある理由を示します。どの例でも、UserAはGroupAとGroupB両方の直接メンバです。表の行は、それぞれ異なる(独立した)アクセス許可シナリオを示します。表の最初の列は、取得経路ウィンドウのコンテンツを示します。2列目は、その情報の解釈です。

多くの場合、最も優先順位の高い設定は現在のオブジェクト上にはありません。かわりに、最も優先順位の高い設定は親オブジェクトで定義され、現在のオブジェクトへと継承されます。

次の表では、最も優先順位の高い設定が親オブジェクトに由来する例を示します。有効なアクセス許可のソースは親オブジェクトのため、答えは最も優先順位の高い設定を持つ親オブジェクトを特定する必要があります。この理由から、次の例の答えでは、親オブジェクト(最も優先順位の高い設定を持つオブジェクト)と、最も優先順位の高い設定の両方を特定しています。

それぞれの例では、UserAにFolderAに有効な許可がある理由を示します。どの例でも、UserAはGroupAとGroupB両方の直接メンバです。表の行は、それぞれ異なる(独立した)アクセス許可シナリオを示します。表の最初の列は、取得経路ウィンドウのコンテンツを示します。2列目は、その情報の解釈です。