SASHDAT暗号化設定を保護するには、SASHDATライブラリに対するメタデータの書き込みアクセス権を制限します。
メタデータの書き込みアクセス権を制限することは必須です。なぜなら、暗号化されたSASHDATライブラリに対するメタデータの書き込みアクセス権を持っているユーザーであれば誰でも、そのVA.Encryption.Enabled拡張属性を変更できるためです。この属性は、内部的な目的のためにのみ提供されています。いかなるユーザーも、VA.Encryption.Enabled属性の設定、変更、削除を行ってはなりません。その代わりに、無制限ユーザーは、次の手順に従って、ライブラリのオプションタブを使用して設定を管理できます。
注: メタデータの書き込みアクセス権を制限することには副作用があります。特定のライブラリに対するメタデータの書き込みアクセス権を持たないユーザーは、そのライブラリにテーブルを登録することや、同ライブラリからテーブルを削除することができません。
たとえば、最大の保護を実現するために、暗号化されたSASHDATライブラリの権限タブに関するメタデータの書き込みアクセス権の明示的な拒否を、PUBLICグループに付与したとします。この設定では、無制限ユーザーのみが、当該ライブラリへのメタデータの書き込みアクセス権を持ちます。このライブラリに対するSASHDATテーブルのメタデータの追加/削除アクションは、無制限ユーザーによって実行される必要があります。