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$BIDIw.出力形式

ラテン語の単語と数字の順序を維持しつつ、ヘブライ語とアラビア語の文字の順序を逆にすることにより、論理的な順序の文字列と視覚的な順序の文字列を双方向に変換します。

カテゴリ: BIDIテキストの操作
配置:

構文

$BIDIw.

説明

w

出力フィールドの幅を指定します。

デフォルト wが指定されていない場合は1
範囲 1-32767

詳細

Windowsの動作環境では、ヘブライ語とアラビア語のテキストが論理的な順序で保存されます。テキストは書き込まれるときの順序で保存され、表示されるときの順序で保存されるとは限りません。ただし、その他の動作環境でのヘブライ語のテキストは、表示されるときと同じ順序で保存されます。SASユーザーは、逆順のヘブライ語とアラビア語のテキストを検出できます。このような状況は、SAS/CONNECTまたは他のソフトウェアを使用して、ヘブライ語およびアラビア語のテキストによるSASデータセットまたはレポートを表示動作環境から論理動作環境に転送するときに発生する可能性があります。$BIDI出力形式は、数字およびLatin-1単語の順序を維持しながらヘブライ語とアラビア語のテキストを逆順にする出力形式です。
動作環境の情報: 汎用機動作環境でのこの出力形式は、NewCode HebrewおよびArabicを使用できるように設計されています。一部の汎用機動作環境では、OldCode HebrewまたはArabicエンコーディングを使用するため、不満足な結果になる場合があります。このエンコーディングのHotfixは、SAS InstituteのWebサイトにあります。.

比較

$BIDIw.出力形式では、文字データを逆順に書き出して空白を保持する$REVERJw.出力形式と似た逆転処理が実行されます。$BIDIw. は、次のように動作します。
  • $BIDIw. により、空白を保持したまま、指定した文字列の単語と数字の順序が逆になります。Latin-1の単語と数字自体は逆順にならず、文字列での順序のみが逆になります。
  • テキスト文字列にヘブライ語またはアラビア語で構成される単語が登場すると、$BIDIにより、ヘブライ語またはアラビア語の単語の文字が逆順になります。文字列中のヘブライ語またはアラビア語の単語の位置は逆順です。

この例は、 $BIDIw. によってヘブライ語文字が逆順になる方法を示しています。文字列内のヘブライ語は逆順になります。単語内のヘブライ語文字も逆になります。
ヘブライ語文字を含むBIDIの例
次の行がSASログに書き込まれます。
SASログにヘブライ語文字が逆順に書き込まれている$BIDIの例
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