次の例では、日本語変換テーブルCUSTABを作成し、TRANTAB=オプションで新しい変換テーブルを指定する方法を説明します。DBCS=、DBCSLANG=、DBCSTYPE=の各オプションは起動時に指定されます。
変換テーブルの作成
invoke Japanese SAS with Shift_JIS encoding
data trantab;
pcms='8342'x; dec='b9b3'x; run;
proc dbcstab;
name=custtab;
basetype=pcms;
data=trantab;
dbcslang=japanese;
desc='Modified Japanese Trantab';
catalog=sasuser.dbcs;
verify; run;
options trantab=(,,,,,,,,,custtab);
プログラムの説明
SAS環境を設定します。
invoke Japanese SAS with Shift_JIS encoding
TRANTABデータセットを作成します。
pcmsパラメータとdecパラメータを定義し、コードを実行します。
pcms='8342'x; dec='b9b3'x; run;
DBCSTABプロシジャを呼び出します。
変換テーブルに名前を割り当てます。
pcibmエンコーディングを適用します。
TranTabデータセットのデータにアクセスします。
言語を日本語に設定します。
変更した日本語変換テーブルである旨の説明をカタログディスクリプタに設定します。
desc='Modified Japanese Trantab';
テーブルの場所を設定します。
無効なDBCSデータがないことを確認してから、プログラムを実行します。
TRANTAB=オプションを使用して変換テーブルを選択します。変換テーブルは、SAS/CONNECT、PROC CPORTやPROC CIMPORT、DATAステップ関数KCVTを使用したDBCS変換に使用されます。TRANTAB=オプションはDBCS変換テーブルを指定できます。SAS
8.2以前では、9番目の引数を使用してDBCSシステムテーブルを指定していました。ただし、SAS 9以降では、9番目の引数を指定せずに、モジュールに含まれるシステムテーブルを使用するようになりました。SYSTAB名には、JAPANESE、KOREAN、CHINESE、TAIWANESEが使用できます。10番目の引数はDBCSユーザーテーブルを指定します。
options trantab=(,,,,,,,,,custtab);