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SASセッションエンコーディングの設定

セッションエンコーディングを設定するには、ENCODING=システムオプション、DBCSオプションまたはLOCALE=システムオプションを使用します。
注: ENCODING=システムオプションの値は、動作環境によって異なります。
エンコーディングは、次の優先順位に従って設定されます。
  1. ENCODING=システムオプション
    SASセッションエンコーディングは、DBCSオプションまたはLOCALE=オプションが指定されたかどうかに関係なく、ENCODING=オプションによって決まります。ENCODING=オプションが指定された場合、ユーザーがDBCSオプションを指定したかどうかに関係なく、有効なDBCSオプション一式が設定されます。また、ENCODING=オプションが指定された場合、LOCALE=オプションは、ユーザーによって値が指定されていなければ、適切な値に設定されます。
    注: ENCODING=オプションが指定された場合、TRANTAB=オプションは暗黙的に設定されます。TRANTABSは外部ファイルのにみ適用されます。
  2. DBCSオプション
    ほとんどの南北アメリカ、ヨーロッパ、中近東、アフリカ、オーストラリアのユーザーはSAS SBCS環境を使用しており、DBCS環境は使用しません。
    ENCODING=オプションが指定されていない場合、SASセッションエンコーディングは、LOCALE=オプションが指定されたかどうかに関係なく、DBCSオプションによって決まります。LOCALE=オプションは、ユーザーによって値が指定されていなければ、適切な値に設定されます。
    日本語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語などのDBCS言語の場合、エンコーディングはDBCSLANGおよびDBCSTYPEオプションの値によって決まります。
    DBCSオプションは、DBCS拡張ディレクトリがパスオプションリストに含まれる場合にのみ有効です。DBCS拡張DLL (ダイナミックリンクライブラリ)のパスは、DBCS SASセッションの起動時に、DBCS言語用パスオプションのパス名リストの先頭に置く必要があります。デフォルトでは、DBCS拡張DLLはディレクトリ!SASROOT/dbcs/sasexeにあります。
    また、SASセッションエンコーディングがDBCS言語でない場合(ポーランド語、ドイツ語、フランス語など)でも、地域化されたリソースを使用するには、resourcesloc、msgおよびsashelpオプションの指定が必要になることがあります。地域化されたリソースは、!SASROOT/nls/<language identifier>/<sasmsg, sashelp, sasmacro, resource>の下にあります。言語識別子の値は、cs、de、en、es、fr、hu、it、ja、ko、pl、ru、sv、zh、ztです。
    !SASROOT/nls/<language identifier>などの地域化されたディレクトリにあるsasv9.cfgファイルを指定できる場合、path, resourcesloc, sasmsg、およびsashelpオプションの使用を検討する必要はありません。
    DBCS (SASがDBCSエンコーディングを処理することを指定)が指定された場合、DBCSLANG=およびDBCSTYPE=オプションは暗黙的に設定されます。DBCSTYPE=およびDBCSLANG=のデフォルト値は、ホストのDBCS環境(たとえば日本語や韓国語や中国語)の対応する値と一致する必要があります。
  3. LOCALE=システムオプション
    ENCODING=とDBCSオプションのいずれも指定されていない場合、SASセッションエンコーディングは、LOCALE=オプションとプラットフォームによって決まります。
    次の例では、エンコーディングは、Spanish_Spainロケールのデフォルトに明示的に設定されます。
    sas9 -locale Spanish_Spain
    Spanish_Spainロケールのデフォルトのエンコーディングは、wlatin1エンコーディングです。
    次の例では、SAS起動時にwlatin2エンコーディングが明示的に設定されます。
    sas9 -encoding wlatin2
    注: DBCS拡張が使用できない場合、DBCSエンコーディング、DBCSオプションまたはCJK (中国語、日本語、韓国語)ロケールをSASに設定すると、SASの起動が失敗します。
    注: SASセッションのエンコーディングを変更しても、SASキーワードやSASログ出力は英語のままで、影響はありません。
LOCALE=オプションに基づいたデフォルトのエンコーディング値では、CJKロケールの次の値は、ロケールとプラットフォームに基づきます。
LOCALE=オプションに基づいたデフォルトのエンコーディング値
ロケール
WIN
MVS
UNX
zh_TW
zh_HK
zh_MO
MS-950 (ywin)
IBM-937 (yibm)
X64のSolaris、SPARCのSolaris、EUC-TW (yeuc)
その他:MS-950 (ywin)
zh_CN
zh_SG
EUC-CN (zeuc)
IBM-935 (zibm)
EUC-CN (zeuc)
ja_JP
SHIFT-JIS (sjis)
IBM-939 (jibm)
IBM-930(j930)
h64、h6i、PowerのAIX、SHIFT-JIS (sjis)
その他:EUC-JP (jeuc)
ko_KR
EUC-KR (keuc)
IBM-933 (kibm)
EUC-KR (keuc)
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