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汎用機版SASでのDBCSの利用法

汎用機システムで使用される別のタイプのDBCSエンコーディングでは、DBCSサポートと3270型データストリームを組み合わせています。それぞれのDBCS文字列は、シフトアウト/シフトイン(またはSO/SI)と呼ばれるエスケープコードで囲まれています。 これらのコードは、旧型のプリンタをEBCDIC文字セットからDBCS文字セットにシフトアウトする必要があったために採用されました。主要なメーカーでは、さまざまな方法でSO/SIのエンコーディングを行います。一部のメーカーはDBCSコードに1バイトのシフトコード情報を埋め込むのに対し、他のメーカーは2バイトのシフトコード情報をDBCSコードに埋め込みます。これらの相違により、汎用機に関するDBCS情報を読み込むときに問題が発生します。
PC、ミニコンピュータおよびワークステーションにSO/SIはありませんが、メーカーによって異なる独自のDBCSエンコーディングが使用されています。SASでは、SO/SIシステムでDBCSを読み込める数種類の出力形式と入力形式を備えています。
SO/SIシステムでのDBCSをサポートするSASの出力形式と入力形式
キーワード
言語要素
説明
$KANJI
入力形式
日本語の漢字DBCSからSO/SIを削除します
$KANJIX
入力形式
日本語の漢字DBCSにSO/SIを追加します
$KANJI
出力形式
日本語の漢字DBCSにSO/SIを追加します
$KANJIX
出力形式
日本語の漢字DBCSからSO/SIを削除します
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